「牛」を英語で何て言うのでしょうか?
「cow(カウ)」は基本の英語として知られている表現ですが、「bull(ブル)」や「ox(アックス)」なども聞いたことがあるかも知れません。実はそれらも「牛」を表現する英語です。
しかし、その違いを知って使っている日本人は多くありません。
使い方を間違えて恥をかくケースもあります。
目次
様々な「牛」の英語の違い|発音や使い分け
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「牛」の英語表現は「cow(カウ)」と覚えている方が多いと思います。日本人が習う先ず基本としてこの「cow」を学びます。
しかし、冒頭でもお伝えしたように、英語の「牛」は種類によって様々な言い方があります。
それぞれを確認してみましょう!
牛の英語|「cow」の意味・発音
「cow」は一般的に「牛」の意味で使える表現ですが、正確に言うと「乳牛」、または「雌牛」です。
「cow」の発音と発音記号は下記となります。
牛の英語|「beef」の意味・発音
同じ牛でも、「食用の肉(牛)」になっている場合は「beef」です。
「beef」の発音と発音記号は下記となります。
牛の英語|「cattle」の意味・発音
「cattle」は家畜として飼われている「畜牛」のことです。
「cattle」の発音と発音記号は下記となります。
牛の英語|「bull」の意味・発音
「bull」は、「去勢していない雄牛」のことです。
「bull」の発音と発音記号は下記となります。
牛の英語|「ox」の意味・発音
「ox」は、「去勢した雄牛」です。
「ox」の発音と発音記号は下記となります。
※「オックス」ではなく、「アックス」に近い発音になります。
牛の英語|「calf」の意味・発音
「calf」は、「仔牛」のことで、特に生後1年未満の牛に使う表現です。
「calf」の発音と発音記号は下記となります。
※「calf」の「l」の部分は発音しません。
牛の「鳴き声」を英語で表現しよう!
日本語では牛の鳴き声は「モー」というのですが、「英語で牛の鳴き声はどう表現するの?」と疑問に思ったことはありませんか?
「牛」の鳴き声は英語で「moo(ムー)」です。
「moo」の発音と発音記号は下記となります。
※「m」の発音は唇をしっかりあわせて閉じた状態から発音します。日本語の「モー」に少し近い表現ですね。
「moo」は「牛(彼ら)がモーと鳴く → they moo.」という意味の動詞でも使うことができます。また、「moo」の過去形は「mooed(ムードゥ)」と発音します。
「牛」の鳴き声のように、日本語と近い物もありますが、ほとんどの他の動物の鳴き声は日本語からは想像がつかない鳴き方が多いです。お時間のある時にでも、【「動物」の英語|こんなにもある!種類や鳴き声や慣用句一覧】の記事をご覧ください。
レストランで役立つ!「牛肉の部位」の英語一覧
ここでは、一般的な牛肉の部位の英語表現を確認しましょう。
海外旅行でレストランに行った時にメニュー表によく出てくる表現ばかりです。
先ずは、あなたが好きな部位の英語から覚えるといいでしょう。
- 「カルビ」:Boneless Short Rib(ボーンレス・ショート・リブ) ※「rib(リブ)」は「あばらの骨」を表わす英語です。「boneless(骨なし)」のあばらの肉という表現になります。
- 「骨付きカルビ」:Short Rib(ショート・リブ) ※これは「boneless」が無いので、「骨付き」となります。
- 「タン」:tongue ※日本語と同じような発音でも通じます。
- 「ロース」:Loin(ロイン) ※背中部分の肩から腰にかけての肉です。
- 「ヒレ肉」:Tenderloin(テンダーロイン)
- 「リブロース」:Spencer Roll(スペンサー・ロール)
- 「サーロイン」:Sirloin(サーロイン) ※腰の上部の肉です。
- 「ハラミ」:Outside Skirt(アウトサイド・スカート)
- 「肩バラ」:Brisket(ブリスケット)
- 「肩肉」:Shoulder(ショルダー)
- 「小腸」:Small intestine(スモール・インテスティン)
- 「大腸」:Large intestine(ラージ・インテスティン)
- 「モモ肉」:Round(ラウンド)
- 「テール」:Tail ※「oxtail soup(アックステール・スープ)」というスープは有名です。
- 「仔牛肉」:Veal(ヴィール) ※仔牛は「calf」でしたが、その肉(食肉)となります。
まとめ:「牛」の英語は知っておくだけで便利!
一般的な牛は「cow」でOKです。
雄牛を「cow」と言ったからといって「牛」ということが通じないわけではありません。
しかし、ネイティブたちは、様々な表現を使い分けるので、相手が「cow」「bull」「cattle」などと言った時に、意味がわかるように、ここで紹介した表現を知っておくと便利です。
肉の部位は、全て覚える必要はりませんが、既にお好きな部位や「サーロイン」などレストランでよく使う表現は知っておくと海外旅行や出張先、または焼肉屋で外国人の友達に肉を説明する時にも役立ちますね。
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