「相談」や「相談する」を英語で言えますか?
日常や仕事など、様々な場面で人に相談したり、相談に乗ったりということがありますよね。
その時の「相談したい」や「相談がある」という英語フレーズはどういうのが適切でしょうか?
メールやSNSの時も件名や書き出しなど迷いますね。
日本語の「相談」は、様々な場面で使えますが、英語では専門家にする「相談」と、一般的な「相談」では使う表現が違います。
また、「進路相談」や「相談会」など関連英語もここでマスターしましょう!
目次
「相談(する)」の英語とフレーズ
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名詞の「相談」、動詞の「相談する」の英語は何を使うのでしょうか?
また、「相談があります」、「相談したい」とう時は相手にどのようなフレーズを使うといいのでしょうか?
それぞれを見てみましょう。
「consult(consultation)」
「consult」の発音は下記となります。
ビジネス英語であり、「(人)と相談する」という場合は、前置詞「with」を使って「consult with + 人」となります。
「I consult with a lawyer.(弁護士と相談します)」や「We need to consult with him.(彼に相談すべきです)」、「Who should I consult with?(誰に相談すればいいでしょうか?)」など。
日本語でも「コンサル」や「コンサルタント」という言葉がありますよね。
基本的に専門家、専門的知識を持っている人に「相談する」で使う表現です。
名詞の「相談」は「consultation」(コンサルテーション)です。
「advise(advice)」
専門家以外の人に「相談する」場合に使える単語が「advise」(アドバイズ)です。
また、名詞は「advice」(アドバイス)は「助言」「忠告」「意見」などの意味があります。
日本語でも「アドバイス」をあるように、そのままの意味で使える表現です。カジュアルでもフォーマルでも使えます。
また、動詞の「advise」と名詞の「advice」のスペルと発音の違いに注意しましょう。「s」と「c」が入れ替わるだけで動詞か名詞なのか?が判断できます。
誰かに相談をしたい時は、名詞の「advice」を使ってこのような表現ができます。
- I need your advice.:相談に乗ってほしいのですが。 ※直訳すると「あなたのアドバイスが必要です。」です。
- Could you give me some advice on this project?:このプロジェクトについて、アドバイスをいただけますか? ※「Could you~」を使っているので丁寧な表現です。
- I’m (just)wondering if you could give me some advice.:相談に乗っていただけませんでしょうか。 ※「wonder if~(ワンダー・イフ)」の表現は「Could you~」よりも丁寧で、ビジネスや目上の人にも使える表現です。
「advice」を使う場合は、「need one’s advice」、「give some advice」などを使うのが一般的ですが、「advice」の動詞形の「advise」を使ってOKです。
「相談に乗った」という場合も「give some advice」を使えばOKです。
下記がその例文です。
- 英語:Alex gave me some advice.
- 日本語:アレックスは私の相談に乗ってくれました。 ※「give」の過去形で「gave(ゲイヴ)」を使っています。自分が誰かの相談に乗った時は、主語を「I」にします。
など。
「opinion」
「opinion(オピニォン)」は、「意見」という名詞です。
相手の意見を聞いて相談したい時に使える単語です。「advice」と近い表現で、気軽に使えます。
また、「opinion」は色々な場面で使える単語でもあります。いくつかの例を見てみましょう。
- I need your opinion on this.:これについてあなたの意見が聞きたいのですが(相談したいのですが)
- I would like to hear your opinion.:あなたの意見を聞きたいです。 ※ビジネスシーンでの聞き方ですね。
- public opinion:世論
- personal opinion:私見 ※相手に何かを相談された時に、「私の意見としては・・・(My personal opinion is that…」という時に使えます。
など。
「talk」
もっとカジュアルに「相談したい」という時によく使うのが「talk」です。
「話す」という意味ですが、「相談したい」、「話しを聞いてほしい」等の時にすごくよく使う表現です。
- 英語:I need to talk to you.
- 日本語:相談したいことがあるんだ。
「need to talk to you」が一番多く使われる表現ですが、「want to talk to you」も同じような意味で使う表現です。「want to~」は「~をしたい」という英語です。
丁寧に尋ねる場合は、「I would like to talk to you.」などでもOKです。
他にも、「There is something I need to talk to you about.(ちょっと相談があるんだけど)」や「Can I talk to you in private?(個別に相談できる?」、「Can I talk to you for a minute?(ちょっと相談できる?」など。
何かのシチュエーションで「どうされますか?」ということがあり、その場合に「~に相談する」という時に使えるとても便利な単語が「talk」です。
家族(親)と相談します(I talk to/with my family.)、先生と相談します(I talk to/with our teacher.)など。
「talk over with ~(~としっかり相談する)」という熟語もあり、「talk to/with ~」よりも、更に深くじっくりと相談するイメージですね。シチュエーションによって使い分けてみましょう!
「ask」
「ask」は「尋ねる」という動詞で、「talk」と同じようにカジュアル、ビジネスの両方でよく使われます。
下記がその例文です。
- I asked Tom for some advice.:トムに相談しました。
- I have something I would like to ask you.(相談したいことがあります)
など。
その他の表現フレーズ一覧
ここではその他のネイティブが使う表現(相談したい、相談)も紹介しておきます。
- Do you have a minute?:ちょっと時間ありますか?(相談したいんだけど) ※カジュアルで使えます。
- What do you think about it?:それについてどう思う? ※相手の意見を聞いて相談した場合によく使います。
- I need to discuss with you.:あなたと相談しないといけない。 ※「discuss(ディスカス)」は「議論する」というビジネス英語です。略語で「TBD(To be discussed)」で要相談(要検討)という表現もあります。
など。
また、「相談」には「counseling(カウンセリング)」という単語もありますが、心理カウンセリング、悩み相談など一緒に何かを解決する時に使う表現です。
ビジネスメールやSNSで相談する時の件名など
ビジネスメールや友達とのやりとりで、相手に相談に乗ってほしい時にまず気をつけないといけないのが「件名」です。
下記がその使い分けです。参考にしてみて下さい。
- ビジネスメールの場合:Request for Advice(ご相談)
- カジュアルなメール・SNS:Need Your Advice(相談したい)
また、件名の次はメールの書き出しですね。これまで見てきた「相談したい」のフレーズを使っていきます。
下記はメールの書き出しの例となります。
Dear Mr.Smith,
(スミス様)
Thank you very much for your time the other day on the phone.
(先日は電話での貴重なお時間誠にありがとうございます)
Today, I have something to I would like to talk to you about.
(今日は、ちょっとご相談がありまして)
Actually, …
(実は、・・・)
(メール本文)
Sincerely yours,
(敬具)
Tanaka
(田中より)
ビジネスメールで相手に相談する時の参考にしてみて下さい。
「相談」に関連する英語表現
「相談」に関する表現はそんなに多くはないのですが、下記の表現を知っているだけでも、リスニングの向上になりますので、確認しておきましょう!
- 「相談会」:consultation meeting
- 「相談内容」:details of consultation ※「detail(ディテール)」は「詳細(内容)」という英語です。
- 「心理カウンセラー」:psychology counselor ※「psychology」は「心理学」という英語でもあります。
- 「無料法律相談」:free legal advice ※「legal」は「法律の」や「合法の」という意味です。
- 「相談電話」:an advice line ※「電話」を「line(ライン)」と表現する場面は多々あります。例えば「Hold the line, please」とう表現は「(電話で)少々お待ちください」となります。
- 「健康相談」:health consultation
- 「進路相談」:consultation on career ※「career(キャリア)」を使うと、「就職相談」で、「career」の代わりに「university」を使うと「大学進学相談」となります。
- 「人生相談」:consultation on life
- 「結婚相談所」:matrimonial center ※「matrimonial(マトリモニアル)」は「結婚の」という英語です。または、「wedding agency(ウェディング・エージェンシー)」という場合も多いです。
まとめ:日常英会話で使う「相談」もちゃんと押さえておこう!
「相談」は辞書を引くと「consultation」という表現がでてきます。
しかし、上記でもお伝えているように、専門家にする「相談」でよく使う表現です。
一般的な英会話では「advice(または動詞のadvise)」、「talk」や「ask」などを使うなど、使い分けが必要ですね。
ここで見てきたビジネスでも使える表現なども押さえることで英会話の幅も広がります。
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