
「相談」や「相談する」を英語で言えますか?
日常や仕事など、様々な場面で人に相談したり、相談に乗ったりということがありますよね。
日本語の「相談」は、様々な場面で使えますが、英語では専門家にする「相談」と、一般的な「相談」では使う表現が違います。
また、「進路相談」や「相談会」など関連英語もここでマスターしましょう!
目次:
1.「相談(する)の英語
1-1.英語の「consult」で「相談する」を表現
1-2.英語の「advise」で「相談する」を表現
1-3.英語の「talk to you」で「相談する」を表現
2.「相談」に関連する英語表現
1.「相談(する)の英語
基本的に3つの英単語が「相談(する)」を表現する時に使われます。
それぞれを見てみましょう。
1-1.英語の「consult」で「相談する」を表現
「consult」の発音は下記となります。
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「(人)と相談する」という場合は、前置詞「with」を使って「consult with + 人」となります。
日本語でも「コンサル」や「コンサルタント」という言葉がありますよね。専門家にする「相談する」で使う表現です。
また、名詞の「相談」は「consultation」(コンサルテーション)です。
1-2.英語の「advise」で「相談する」を表現
専門家以外の人に「相談する」場合に使える単語が「advise」(アドバイズ)です。
また、「相談」という「advise」の名詞は「advice」(アドバイス)は「助言」「忠告」「意見」などの意味があります。
動詞の「advise」と名詞の「advice」のスペルの違いに注意しましょう。「s」と「c」が入れ替わるだけで動詞か名詞なのか?が判断できます。
誰かに相談をしたい時は、名詞の「advice」を使ってこのような表現ができます。
- I need your advice.:相談に乗ってほしいのですが。 ※直訳すると「あなたのアドバイスが必要です。」です。
- Could you give me some advice on this project?:このプロジェクトについて、アドバイスをいただけますか? ※「Could you~」を使っているので丁寧な表現です。
- I’m (just)wondering if you could give me some advice.:相談に乗っていただけませんでしょうか。 ※「wonder if~(ワンダー・イフ)」の表現は「Could you~」よりも丁寧で、ビジネスや目上の人にも使える表現です。
- I asked Tom for some advice.:トムに相談しました。
「advice」を使う場合は、「need one’s advice」、「give some advice」、「ask for some advice」を使うのが一般的ですが、「advice」の動詞形の「advise」を使ってOKです。
「相談に乗った」という場合も「give some advice」を使えばOKです。
下記がその例文です。
- 英語:Alex gave me some advice.
- 日本語:アレックスは私の相談に乗ってくれました。 ※「give」の過去形で「gave(ゲイヴ)」を使っています。自分が誰かの相談に乗った時は、主語を「I」にします。
1-3.英語の「talk to you」で「相談する」を表現
もっとカジュアルに「相談したい」という時によく使うのが「talk to you」です。
「あなたと話したい」という意味ですが、「相談したい」「話しを聞いてほしい」等の時にすごくよく使う表現です。
- 英語:I need to talk to you.
- 日本語:相談したいことがあるんだ。
「need to talk to you」が一番多く使われる表現ですが、「want to talk to you」も同じような意味で使う表現です。「want to~」は「~をしたい」という英語です。
2.「相談」に関連する英語表現
「相談」に関する表現はそんなに多くはないのですが、下記の表現を知っているだけでも、リスニングの向上になりますので、確認しておきましょう!
- 「相談会」:consultation meeting
- 「相談内容」:details of consultation ※「detail(ディテール)」は「詳細(内容)」という英語です。
- 「心理カウンセラー」:psychology counselor ※「psychology」は「心理学」という英語でもあります。
- 「無料法律相談」:free legal advice ※「legal」は「法律の」や「合法の」という意味です。
- 「相談電話」:an advice line ※「電話」を「line(ライン)」と表現する場面は多々あります。例えば「Hold the line, please」とう表現は「(電話で)少々お待ちください」となります。
- 「健康相談」:health consultation
- 「進路相談」:consultation on career ※「career(キャリア)」を使うと、「就職相談」で、「career」の代わりに「university」を使うと「大学進学相談」となります。
- 「人生相談」:consultation on life
- 「結婚相談所」:matrimonial center ※「matrimonial(マトリモニアル)」は「結婚の」という英語です。または、「wedding agency(ウェディング・エージェンシー)」という場合も多いです。
まとめ:日常英会話で使う「相談」もちゃんと押さえておこう!
「相談」は辞書を引くと「consultation」という表現がでてきます。しかし、上記でもお伝えているように、専門家にする「相談」でよく使う表現です。
一般的な英会話では「advice(または動詞のadvise)」や「talk to you」を使います。
また、直接「相談したい」と言わなくてもでも様々な聞き方ができます。
「ちょっと時間ありますか?(Do you have a minute?)」、「あなたの意見を聞きたいです(I would like to hear your opinion.(opinionは意見という英語です)」「ちょっと話せる?(Can I talk to you for a minute?)」など、日本語で相談する時のように、英語でも気軽に相談します。参考にしてみて下さい。