
「自転車」を英語で表現する場合に重要なのが、その表現の仕方です。
口語(会話)と文語(書く・読むなど)とは異なります。また、「自転車」という英単語だけ調べても、それだけでは会話は通じません。
例えば、自転車に関連する「ママチャリ」や「パンク」なども英語で何と表現するか知っていますか?
それらの表現や英文までマスターすると怖いものなし!
また、自転車を使った英語の名言(格言)/アインシュタインがあります。英語の幅を広げるためにも押さえておきましょう!
目次:
1.「自転車」を英語で表現する|発音編
2.「自転車」を英語で表現する|部品や関連単語編
3.「自転車」を英語で表現する|英文・フレーズ編
4.「自転車」を英語で表現する|豆知識・スラング・格言(名言)
1.「自転車」を英語で表現する|発音編
「自転車」を英単語で表す時、主に2つの言い方があります。
![]() | |||
![]() |
複数形は「bicycles(バイセクルズ)」と「bikes(バイクス)」となります。複数になると「s」の発音が異なるのでその点は注意しましょう。
上記2つが代表的な表現ですが、口語、つまり英会話でしゃべったりする時は、「bike」(バイク)を使うことが多いです。
”「bike」は、日本語のバイクと違う!”
バイクと聞くと、ほとんどの日本人が「オートバイ」や「単車」などを思い浮かべるのではないでしょうか?しかし、英語では「自転車」しか意味しないので注意です。オートバイなどは、「motorcycle」や「motorbike」として、必ず頭に「motor」(エンジン、発動機など)を足します。
また、この2つの他に、「cycle」(サイクル)や「pushbike」(プッシュバイク)などと表現することもあります。
2.「自転車」を英語で表現する|部品や関連単語編
「自転車」だけの単語を覚えるよりも、それに関連する表現も一緒に覚えたら一石二鳥です。
自転車の種類や部品など、下記に主な関連表現の英語を記載しています。
その他にも押さえておきたいその他の自電車の部品や関連単語をご紹介します。
- サドル:seat ※「bicycle seat」でも同様です。
- 自転車の荷台:carrie(キャリアー) ※「bed」でも通じます。
- 自転車のかご:basket
- チャイルドシート:child seat ※「child safety seat」も同様です。
- 自転車のハンドル:handle bars
- 自転車のギア・変速(ギアチェンジ):bicycle gearshift ※「derailleur」という単語もあります。
- 自転車の車輪:bicycle wheel ※「bicycle tire」でもOKです。
- 折り畳み(折り畳み式)自転車:folding bike ※「fold」は折り畳むという英語です。
- 自転車鍵:bike key
- 自転車のカバー:basket cover(かごのカバー)/seat cover(サドルカバー)
- 自転車の曲がり乗り:trick cycling
- 自転車用の空気入れ:bicycle pump
- スポーツジムの自転車:exercise bike
- タイヤのチューブ:bicycle tube
- サイクリング:cycling
- 自転車保険:cycle insurance ※自転車盗難保険は、「cycle theft insurance」となります。
因みに「自転車操業」は「hand-to-mouth operation(management)」という表現をします。
3.「自転車」を英語で表現する|英文・フレーズ編
「自転車」に関連する英単語や表現だけを覚えても、英会話にはなりません。
よってここでは、「自転車」に関連して、ネイティブが使う代表的な例文をご紹介します。
- 英文:I ride on my bike(bicycle).
- 和訳:私は(私の)自転車に乗ります。 ※自転車を運転するという場合でも同様です。
※「ride on~」は「~に乗る」という熟語になります。「車に乗る」場合にも使います。また、「I get on my bike」でも同様の意味になります。
- 英文:I get off my bike.
- 和訳:私は自転車から降りる。
※「get off~」は「~から降りる」となり、「get on~」の逆となります。
- 英文:I applied the brakes.
- 和訳:私はブレーキをかけました。
※appliedは「apply(用いる、適用する)の過去形。「I hit the brakes」でも同様の意味になります。
- 英文:I got a flat tire.
- 和訳:タイヤがパンクしました。
※「平坦(flat)になったタイヤを持った」という直訳ですが、イメージしやすいですね。車のパンクでも使える表現です。
- 英文:I msut pump up a tire.
- 和訳:私は空気を入れないといけません。
※口語的です。「pump up~」は、「~を強める」「吹き込む」などに使います。「I must put some air into a tire.」も同様の意味ですが、より丁寧な言い方となります。
- 英文:The chain came off.
- 和訳:チェーンが外れました。
- 英文:I have to fix my bike.
- 和訳:自転車を修理しなくてはいけません。
※「fix」は「修理する」という意味で、どの場面でも使えます。「repair」という動詞でも同様です。
その他の自電車関連の例文やフレーズにも触れておきましょう!
- 自転車にまたがる:ride on a bike ※「自転車に乗る」という表現でOKです。
- 自転車を漕ぐ:peddle a bike ※これも「ride on a bike」でも構いません。「自転車で走る」という表現でも使えます。
- 自転車で散歩する:take a short cycling
- 自転車を押して歩く:walk a bike
- 自転車で転ぶ(こける):fall off a bike
- 自転車を起こす:stand a bike up
- 自転車を借りる:borrow a bike ※レンタルで借りる場合は、「rent a bike」となります。レンタル自転車は「rental bike」となります。
- 自転車貸して!:Let me borrow your bike.
- 自転車、気を付けて!:Pedal safe! ※車、気を付けてね!という場合は「Drive safe!」と言います。
- 自転車が壊れた:My bike broke down. ※「broke」は「break」の過去形です。
- 自転車が盗まれる:My bike is stolen. ※「stolen」は「steal(盗む)」の過去分詞(受け身)です。
- 自転車で坂道を上る(下る):go up the slope by bike.
- 趣味は自転車です:I like cycling. ※「My hobby is to ~.」という表現はあまりしません。「I like ~.」の形がベターです。
- 自転車を立ち漕ぎする:pedal while standing up ※「pedal and stand up at the same time」のニュアンスです。
- 自転車にぶつかる:bump into a bike
- あなたの自転車かっこいいね:Your bike is cool.
4.「自転車」を英語で表現する|豆知識・スラング・格言(名言)
自転車で、英語を表現する「bike」や「bicycle」ですが、頭にある「bi」(バイ)にはちゃんとした意味があります。
文法用語では、「接頭辞」と言われるものですが、実は「bi」は、「2つの~」と表現するものなのです。
よって、「bicyle」は、「bi(2つの)」+「cycle(輪)」から出来ています。
この、「bi」を接頭辞としてもつ英単語には、「bilingual(2つの言語)」や「biceps(上腕二頭筋)」などがあります。
今後新しい英単語に出会った際に、「bi」が付いていたら「2つの~」と表現するものが多いことに気づくでしょう。
因みに「一輪車」、「三輪車」は次のように言います。
- 「一輪車」:unicycle ※「uni」(ユニ)が「1つの~」を表現しています。
- 「三輪車」:tricycle ※「tri」(トリ)は「3つの~」となります。
「自転車」に関連するスラングは?
イギリス英語で「MAMIL」という自転車に関するスラングがあります。
「middle-aged man in Lycra」の略で、「Lycra」は衣類メーカーの名称です。自転車でのサイクリングに夢中な中年男性を指す時に使います。
また、「自転車」を使ったアインシュタイン(Albert Einstein)の有名が名言もあります。
- 英語の名言:「Life is like riding a bicycle. To keep your balance you must keep moving.」
- 和訳:人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには(バランスを保つには)走り続けなければいけない。
それと、外国人に日本の自転車交通ルールを説明する時もあるでしょう。
警察庁が英語でのガイドラインを発行していますので、必要な場合はそちらもご参考下さい。『交通安全教育と交通安全活動』のページでPDFでダウンロードできます。
まとめ:英語の「自転車」から色々な表現を学べる!
英語で単純に自転車の単語だけ調べても、それは単語帳の延長に過ぎません。
ではなく、1つの単語から色々な表現などを同時に身に付けることで、効率よく時間が使えて、また吸収もしやすくなります。
今回は「自転車」の英語をテーマにしましたが、他の英単語でも同様です。
是非、今後の英語学習のヒントにしてもらえればと思います。