「雰囲気」を英語で伝えられますか?
「いい雰囲気」「微妙な雰囲気」など様々な雰囲気がありますよね。日本語の会話でも欠かせない表現です。
しかし、英語で表現となると、知らない日本人が多いようです。しかも、「雰囲気」の英単語は一つだけではありません。
目次
「雰囲気」は英語でなんて言う?
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「雰囲気」は英語でいくつか単語があります。
代表的なのは、「atmosphere」、「ambience」、「mood」、「vibe」の4つです。
それではそれぞれの英単語をみていきましょう!
その場の空気などで使う「雰囲気」の英語は?
雰囲気の英語|Atmosphere
「atmosphere」は空気、大気という意味で、その場の「雰囲気」、空気感という意味でも使います。幅広い意味で使える「雰囲気」という意味の単語です。
Atmosphere|読み方(カタカナ)と発音
「Atmosphere」の発音や意味は下記となります。
※phは「フ」と発音するのがポイントです。
Atmosphereの例文
- The restaurant had a cozy atmosphere with dim lighting and soft music.
そのレストランは、薄暗い照明と優しい音楽が漂う居心地の良い雰囲気だった。
環境・空間を取り囲む「雰囲気」の英語
雰囲気の英語|Ambience
「ambience」は、環境、雰囲気という意味の単語です。
もともと、この単語には「取り囲む」という意味があり、レストランやバーなど空間を取り囲む空気感や「雰囲気」を表わす単語です。高級な雰囲気などいい意味で使われることが多い単語です。
Ambience|読み方(カタカナ)と発音
「Ambience」の発音は下記を確認して下さい。
※発音はアーンビエンスでmは「ン」と発音するのがポイントです。
Ambienceの例文
- The hotel’s ambience was sophisticated, with elegant decor and a tranquil vibe.
そのホテルの雰囲気は洗練されており、優雅な装飾と静かな雰囲気が漂っていた。
人の雰囲気を表す時の簡単な英語
雰囲気の英語|Mood
もともと、人の気分、機嫌を表わす単語で、人の気分や機嫌によって作られる「雰囲気」にも使います。会合など人の気分によって変わる「雰囲気」が「mood」です。
「mood」は日本人も良く使う単語なので簡単ですが、注意したいのは「moody(ムーディー)」は日本語ではポジティブなイメージがありますが、英語では「不機嫌な」「気まぐれな」など、良くないイメージで使われます。
Mood|読み方(カタカナ)と発音
「Mood」の発音やニュアンスを確認しましょう!
Moodの例文
- His positive mood turned the team’s mood around during the project.
彼のポジティブな気分がプロジェクト中のチームの雰囲気を変えました。
雰囲気の英語|Vibe
「vibe」はvibration(バイブレーション/振動)という言葉からきていて、特定の人や場所から生み出される空気感、雰囲気のことです。
バイブレーションという言葉からわかるように、感覚的、本能的に伝わる空気感を表わしています。最近は日本でも、若者言葉で複数形のvibes(バイブス)という言葉が使われますが、複数形はカジュアルな表現です。
Vibe|読み方(カタカナ)と発音
「Vibe」の発音やニュアンスを確認しましょう!
この他にも日本語で「空気感」と表現するように、「air」も「雰囲気」の意味で使われることがあります。
Vibeの例文
- The beach had a relaxed vibe, with people enjoying the sun and the sound of waves.
そのビーチはリラックスした雰囲気で、人々が太陽と波の音を楽しんでいた。
英会話でも良く使う!「雰囲気」に関する英語表現
「いい雰囲気」、「悪い雰囲気」など様々な雰囲気や、「雰囲気を壊す」など雰囲気に関連する英語表現をご紹介します。
- いい雰囲気:「a nice atmosphere」 ※「a good atmosphere」も同様です。
- あたたかい雰囲気:「a warm atmosphere」 ※「cozy(居心地がよい)」も良く使われます。
- なごやかな雰囲気(フレンドリーな):「a friendly atmosphere」
- 穏やかな雰囲気:「a calm atmosphere」
- おしゃれな雰囲気:「a smart atmosphere」
- 華やかな雰囲気:「a splendid atmosphere」
- 悪い雰囲気(居心地が悪い、微妙な空気):「awkward」
- 暗い雰囲気:「gloom」
- 嫌な空気:「a negative vibe」
- 緊張した雰囲気:「a tense atmosphere」
- 雰囲気がある:「with atmosphere」 ※雰囲気がある場所は「a place with atomosphere」となり、レストランやホテルなどでも使えます。
- 雰囲気を壊す:「to spoil the mood」
- 雰囲気をつくる:「set a tone」 ※「create the atmosphere」も同じです。
- 雰囲気を変える:「bring a change of mood」
- 雰囲気が好き:「like the atmosphere」 ※「love the mood」でも同様のニュアンスです。
- 雰囲気を楽しむ:「enjoy the atmosphere」
- 雰囲気にのまれる(巻き込まれる):「be caught up in」 ※「caught up in the moment」という表現もあります。
- 雰囲気と調和する:「add to the mood」
- 雰囲気に酔った:「intoxicated by the atmosphere」
- ムードを壊す人:「a mood killer」
- 職場の雰囲気:「office atmosphere」
ここではatmosphereなど「雰囲気」の単語を使う表現を中心に紹介していました。
この他にも「feel like home(家にいるように心地よく感じる)」など、その場の「雰囲気」「空気感」を、「雰囲気」の単語を使わずに表現する表現もあり、そちらを使う場合も多いです。
ここにある雰囲気は全てを一気に覚える必要はありませんが、いい雰囲気、あたたかい雰囲気など基本的な表現は、知っておくと便利です。
まとめ:「雰囲気」の英語は基本を押さえて都度覚えましょう!
「雰囲気」を表わす単語を主に4つご紹介しました。
その中でもネイティブは、「atmosphere」や「ambience」を使う場合が多いです。「雰囲気」に関連する単語は、会社、学校、レストラン、友達関係など、様々な場面で使うので基礎は押さえておきましょう!
しかし、絶対に4つの違いを覚えて完ぺきに使いこなすというよりは、英会話の中で「この時はこれでいいんだな?」ぐらいのトライ&エラーでOKです。焦らず、STEP BY STEPでマスターしましょう!
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