
「雰囲気」を英語で伝えられますか?
「いい雰囲気」「微妙な雰囲気」など様々な雰囲気がありますよね。日本語の会話でも欠かせない表現です。
しかし、英語で表現となると、知らない日本人が多いようです。しかも、「雰囲気」の英単語は一つだけではありません。
目次:
1.「雰囲気」の英語:基礎英単語
1-1.英語の「Atmosphere」で「雰囲気」を表現
1-2.英語の「Ambience」で「雰囲気」を表現
1-3.英語の「Mood」で「雰囲気」を表現
1-4.英語の「Vibe」で「雰囲気」を表現
2.英会話でも良く使う!「雰囲気」に関する英語表現
1.「雰囲気」の英語:基礎英単語

「雰囲気」は英語でいくつか単語があります。
代表的なのは、「atmosphere」、「ambience」、「mood」、「vibe」の4つです。
それではそれぞれの英単語をみていきましょう!
1-1.英語の「Atmosphere」で「雰囲気」を表現
「Atmosphere」の発音や意味は下記となります。
※phは「フ」と発音するのがポイントです。
「atmosphere」は空気、大気という意味で、その場の「雰囲気」、空気感という意味でも使います。幅広い意味で使える「雰囲気」という意味の単語です。
1-2.英語の「Ambience」で「雰囲気」を表現
「Ambience」の発音は下記を確認して下さい。
※発音はアーンビエンスでmは「ン」と発音するのがポイントです。
「ambience」は、環境、雰囲気という意味の単語です。
もともと、この単語には「取り囲む」という意味があり、レストランやバーなど空間を取り囲む空気感や「雰囲気」を表わす単語です。高級な雰囲気などいい意味で使われることが多い単語です。
1-3.英語の「Mood」で「雰囲気」を表現
「Mood」の発音やニュアンスを確認しましょう!
もともと、人の気分、機嫌を表わす単語で、人の気分や機嫌によって作られる「雰囲気」にも使います。会合など人の気分によるって変わる「雰囲気」が「mood」です。
注意したいのは「moody(ムーディー)」は日本語でポジティブなイメージがありますが、英語では「不機嫌な」「気まぐれな」など、良くないイメージで使われます。
1-4.英語の「Vibe」で「雰囲気」を表現
「Vibe」の発音やニュアンスを確認しましょう!
「vibe」はvibration(バイブレーション/振動)という言葉からきていて、特定の人や場所から生み出される空気感、雰囲気のことです。
バイブレーションという言葉からわかるように、感覚的、本能的に伝わる空気感を表わしています。最近は日本でも、若者言葉で複数形のvibes(バイブス)という言葉が使われますが、複数形はカジュアルな表現です。
この他にも日本語で「空気感」と表現するように、「air」も「雰囲気」の意味で使われることがあります。
2.英会話でも良く使う!「雰囲気」に関する英語表現
「いい雰囲気」、「悪い雰囲気」など様々な雰囲気や、「雰囲気を壊す」など雰囲気に関連する英語表現をご紹介します。
- いい雰囲気:「a nice atmosphere」 ※「a good atmosphere」も同様です。
- あたたかい雰囲気:「a warm atmosphere」 ※「cozy(居心地がよい)」も良く使われます。
- なごやかな雰囲気(フレンドリーな):「a friendly atmosphere」
- 穏やかな雰囲気:「a calm atmosphere」
- おしゃれな雰囲気:「a smart atmosphere」
- 華やかな雰囲気:「a splendid atmosphere」
- 悪い雰囲気(居心地が悪い、微妙な空気):「awkward」
- 暗い雰囲気:「gloom」
- 嫌な空気:「a negative vibe」
- 緊張した雰囲気:「a tense atmosphere」
- 雰囲気がある:「with atmosphere」 ※雰囲気がある場所は「a place with atomosphere」となり、レストランやホテルなどでも使えます。
- 雰囲気を壊す:「to spoil the mood」
- 雰囲気をつくる:「set a tone」 ※「create the atmosphere」も同じです。
- 雰囲気を変える:「bring a change of mood」
- 雰囲気が好き:「like the atmosphere」 ※「love the mood」でも同様のニュアンスです。
- 雰囲気を楽しむ:「enjoy the atmosphere」
- 雰囲気にのまれる(巻き込まれる):「be caught up in」 ※「caught up in the moment」という表現もあります。
- 雰囲気と調和する:「add to the mood」
- 雰囲気に酔った:「intoxicated by the atmosphere」
- ムードを壊す人:「a mood killer」
- 職場の雰囲気:「office atmosphere」
ここではatmosphereなど「雰囲気」の単語を使う表現を中心に紹介していました。
この他にも「feel like home(家にいるように心地よく感じる)」など、その場の「雰囲気」「空気感」を、「雰囲気」の単語を使わずに表現する表現もあり、そちらを使う場合も多いです。
ここにある雰囲気は全てを一気に覚える必要はありませんが、いい雰囲気、あたたかい雰囲気など基本的な表現は、知っておくと便利です。
まとめ:「雰囲気」の英語は基本を押さえて都度覚えましょう!
「雰囲気」を表わす単語を主に4つご紹介しました。
その中でもネイティブは、「atmosphere」や「ambience」を使う場合が多いです。「雰囲気」に関連する単語は、会社、学校、レストラン、友達関係など、様々な場面で使うので基礎は押さえておきましょう!
しかし、絶対に4つの違いを覚えて完ぺきに使いこなすというよりは、英会話の中で「この時はこれでいいんだな?」ぐらいのトライ&エラーでOKです。焦らず、STEP BY STEPでマスターしましょう!
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