「詳細」な情報などを知りたい時に、英語で正しく表現できますか?
買い物やビジネスの世界でも、この「詳細」の単語はネイティブでも頻繁に使う英単語の1つです。
詳細は後ほど詳しく説明しますが、下記の一覧にあるような単語を使います。
- detail:ネイティブがよく使う「詳細」の一般的な表現です。
- specifics(specific):具体的で明確な詳細を表現する単語です。
- particulars(particular):個別で特定の詳細を意味する単語です。
- full:全てという意味の単語で、詳細まで全て知りたい時などに使う形容詞です。
- more:もっと細かくという場合に使う形容詞です。
- minute:ものすごく細かな部分までという詳細を表す形容詞です。
- 411:アメリカ英語のスラングです。
など、しっかりと場面やニュアンスで使い分けが必要です。
また、概要だけ説明して、「詳細は後ほど」や「詳細については添付ファイルをご確認下さい」など、ビジネスメールやプレゼンにもこの表現は重要ですね。
目次
「詳細」の基本英語(detail)と例文
※このページには広告が含まれています。
会話の中で、「詳細」や「詳細内容」を表現する時には、「detail」を使うのが一般的です。
先ずは、この表現をしっかり押さえる必要があります。
detail(名詞)
「detail」の発音と発音記号は下記となります。
ただし、「detail」のアクセントを、後ろに置く「dɪtéɪl」でも同じです。どちらでも正しい発音となります。
「詳細(detail)」の反対語(対義語)は、「outline(アウトライン)」や「summary(概要)」などとなります。『「概要」の英語|ビジネスや書類には欠かせない5つの英単語』も参考にしてみてましょう!
可算名詞として扱い、複数形の「details」で使われることが多いです。
下記が名詞の「detail(s)」を含んだ、よく使う例文フレーズ一覧となります。
- 詳細については、添付ファイルをご確認下さい:For the details, you can see the attached file. ※ビジネスメールでそのまま使える表現です。
- 詳細を(メールに)添付しますの参照ください:Please kindly refer to(see) the attachment for the details. ※とても丁寧な言い方です。または、「You can see the details in the attachment.」でもOKです。
- 詳細ついては、以下の通りです:The details are as follows. ※「以下の通りです」と「次の通りです」と口語でも使えます。「The following has the details.」でもOKです。文章やメールなど実際に文章の下にある場合は、「You can see the details below.」などと「below」を使っても同じです。
- 詳細については、後ほど説明します:I will explain the details later. ※「For details, I will explain later.」でも同様です。
- 詳細については、後ほどお知らせします:The details will be informed later. ※「The details will be available later.」や口語的に「I will let you know more in detail later.」などでもOKです。
- 詳細を教えて下さい:Could you tell me the details? ※疑問文で丁寧な言い方です。「I would like to know about the details.」でも構いません。もっとカジュアルに「Let me know the details.」としてもいいでしょう。
- 詳細をありがとうございます:Thank you for the details.
- 詳細を調べます:I will go into details. ※少しフォーマルな言い方では「enter into details」という表現もあります。
- 詳細を詰めます:I work out details. ※他にも「hammer out details」という表現もありますが、口語的には「work out details」をよく使います。
- 詳細を確認中です:I’m checking the details now. ※「I’m confirming the details now.」がよりフォーマルです。
- 詳細を省きます(詳細を割愛します):I skip the details. ※「omit the details」がよりフォーマルです。「時間の都合により、詳細を省きます」という場合は、「In the interest of time, I will skip the details」としてスピーチやプレゼンでも使えます。
など、例文を挙げたら切りがないですが、参考にしてみて下さい。
detailed(形容詞)
「詳しい~」と形容詞(detailed)としても使う場合がありますので覚えておきましょう。
下記がその例文と表現です。
- 詳細、ありがとうございます:Thank you for your detailed information. ※更に丁寧にする場合は、「I appreciate your detailed information.」としてもOKです。名詞のところにもあった、「Thank you for the details.」でも同様です。
- 内訳の詳細(詳細な内訳):detailed breakdown ※「breakdown(ブレイクダウン)」は内訳という単語です。
- 請求書の詳細(詳細な請求書):detailed breakdown of the bill ※「invoice(インボイス)」も請求書になります。金額(クレジットカードの明細)なども同様です。
- スケジュールの詳細(詳細なスケジュール):detailed schedule ※「detail(s) of the schedule」と同様です。
- 説明書の詳細(詳細な説明書):detailed description ※「detail(s) of the description」と同様です。
など。
in detail(熟語・副詞句)
ネイティブがよく使う「detail」を用いた表現が「in detail」(詳細に・詳しく、という熟語・副詞句)です。
例文で見てみましょう。
- I explained in detail.(私は詳しく説明しました)
- I need to know in great detail.(私は更に詳しい詳細を知る必要があいります)
- There is nothing in detail.(詳細は何もありません)
など、基本的に文末に置くことが多いですね。
その他の「詳細」を表現する英語と例文
冒頭でも少し触れていますが、「詳細」の英語は「detail」だけではありません。
「detail」以外の「詳細(または、詳細な)」の表現を見ていきましょう!
specifics(specific)
「specifics」と複数形にして「詳細」を表現します。
「具体的で明確な」という形容詞「specific」(スペシフィック)の派生語です。
「specific idea(明確なアイデア)」など、「詳細で明確なアイデア」のイメージです。
名詞と形容詞どちらも使うパターンがあります。
- 具体的で詳細な設計を教えて下さい:Tell me about the specific design.
- 具体的な詳細を見てみましょう:Let’s get down to specifics.
など。
particulars(particular)
「particulars」は複数形で「詳細」という名詞になります。これは「specifics」と同様です。
形容詞の「particular」(パティキュラー)は、「個別の」や「特定の」とうい場合に使います。フォーマルな言い方でもあります。
下記がその例文です。
- (個別の)詳細な計画を立てましょう:Let’s make a particular plan.
- その(個別の)事案の詳細を話し合いました:We discussed the particulars of the case.
など。
また、「in particular」という熟語も、「in detail」と同じように「詳細に」として使われることがあります。
full
「full」(フル)は、「全部」という表現で、「(全ての)詳細な・省略しない詳細を」というニュアンスの形容詞です。
また、「in detail」と同様に、「in full」という熟語(副詞)で使われるケースがあります。
下記がその例文です。
- (略さずに)詳細を教えて下さい:Let me know in full.
- それについて(略していない)詳細な情報がほしいです:I would like to have full information about it.
など。
more
「更ならる情報(詳細)」という場合につかうのが「more」(モア)です。
「もっと~」という時に使う単語でなので、イメージしやすいですね。
下記が表現と例文です。
- 詳細な情報:「more info.」 ※「info.」は「information(情報)」の省略です。「detailed info.」でも同様です。
- 更にもっと詳細を知りたい:「I would like to know more about details.」や「I like to know more in detail.」でもOKです。「detail」が、可算名詞と不可算名詞として使われています。
など。
minute
「minute」(ミニット)は、「詳細な」や「微小な」という形容詞で使われることもあります。
名詞のままだと、「分」や「議事録」という単語ですが、これを形容詞で使います。これと「detail」を合わせて使うこともあります。
下記が表現例です。
- 精密検査:minute examination
- 微細な内容(詳細):minute detail
など。
411(アメリカ英語のスラング)
「411」という数字は、もともとアメリカの電話番号案内の局番で、それから連想させた「詳細」のスラングです。
発音は、そのまま「four one one」となります。
「What’s the 411 for tomorrow’s meeting?(明日の会議の詳細は何?)」など。
副詞で「詳細」を表現
「in detail」も副詞的(副詞句)な使い方で、それ以外の副詞でも「詳細に~する」という場合やそれに近いニュアンスの時に使える単語があります。
- 「particularly」:特に、個別に、詳細に
- 「specifically」:明確に、詳細ではっきりと
- 「minutely」:微細に、綿密に
- 「closely」:入念に、密接に
- 「thoroughly」:完全に、詳細に
- 「at length」:(長々と)詳細に
など。
下記がその例文です。基本的に動詞の前か文の最後に付けて表現します。
- 例文:I checked the report thoroughly.
- 和訳:私はその報告書をまんべんなく(完全に・詳細に・しっかりと)確認しました。
まとめ:「詳細」の英語は使い方を知るだけでOK!
「詳細」の表現は、日本語でも普段何気に使っている方が多いかと思います。
特に、ビジネスの世界ではプレゼンなどで、よく使う英語ですので、是非、次の機会に使ってみて下さい。
しかし、まずは基本の「detail」を使って英語で表現してみましょう!
コメント