「本当にありがとう!」と友達や同僚、家族や恋人など近い人に言ったり、仕事での少しフォーマルに「心から(心より)感謝申し上げます」という場合もありますね。
単純に「ありがとう」や「ありがとうございます」とより、より気持ちがこもった表現になりますね。
「いつもありがとう」、「こちらこそありがとう」など多くの「ありがとう」を網羅した表現は、『英語でありがとう|丁寧やフランクな言い方とスラングや略語45選』の記事で公開しているので、是非参考にしてみて下さい。
目次
一般的に使える「本当にありがとう」の英語
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先ずは、カジュアル、フォーマルに限らず、失礼のない「本当にありがとう・本当にありがとうございます」の表現を見ていきましょう。
英語初心者の方は、先ずはここでの表現をシッカリと押さえるのがいいですね。
Thank you very much./Thank you so much.
この表現は多くの日本人の方が知っているのではないでしょうか?
「本当にありがとう!」や「大変ありがとうございます」という場合に使えます。
また、メールなどで書く場合は次のように、強調して書く場合もあります。
「Thank you VERY much.」
VERYと大文字で書くのがポイントですが、口語でも「very」を強調して発音しても同じ意味となります。
また、口語で、「Thank you soooo much.」と「so」を伸ばしたり、「Thank you so so much.」と「so」を2~3回言うパターンもあります。
veryとsoの違いは?
「so」を使う場合と、「very」を使う2つのパターンがありますが、違いは下記となります。
- Thank you so much.・・・「so」は口語的で少しカジュアルになります
- Thank you very much.・・・「very」の方が文語的、また丁寧な言い方になります
よって、フォーマルな場面、ビジネスでは「Thank you very much.」の方が妥当です。
また、SNSなどでは「Thank U very much.」と「you」を「U」に置きかけることもあります。
I can’t thank you enough.
直訳では、「あなたに十分に感謝することが出来ない」となります。
本当に心から感謝している、という意味になりますね。
また、他にも「I can’t express how much I thank you.(直訳:私があなたにどれくらい感謝しているのか表現できない)」という似た表現もあるので、押さえておきましょう。
Thank you from the bottom of my heart.
直訳で「私の心の底からあなたに感謝している」となります。
「bottom of ~(~の底から)」という表現を使っていて、他にも愛の表現にも使えます。
「I love you from the bottom of my heart.(あなたを心の底から愛している)」など。
また、「very much/so much」を付け加えることもできます。「Thank you very much from the bottom of my heart.」など。
特に強調したい時はこの表現でOKです。
スラングとしてカジュアルに友達に使える「本当にありがとう」の英語
ここでは気軽に使えるスラング的な表現もご紹介します。
友達にいつも「I can’t thank you enough.」と言っていては、少し堅苦しくなります。
また、SNSでのメッセージのやり取りでもかっこよく使える表現もご紹介します。
Thanks a lot.
口語・文語の両方で気軽に使えます。
発音する場合に「サンクサ・ロット」と「thanks」と「a」を繋げて言うのがポイントです。
「Thanks.」だけの場合よりも、本当にありがとう!と表現するのに適しています。
Thanks a million.
直訳では「100万回ありがとう」となり、多少大げさな言い方に聞こえるかもしれませんが、相手にはあなたの感謝が十分に伝わります。
これと似た表現に「Thanks a bunch.」というのがありますが、これは皮肉に聞こえるケースもあるので使う場面に注意が必要です。
「bunch(バンチ)」は「束」という意味の単語です。
I owe you big time.
「big time」はスラングで「大変に・非常に」という場合に使います。
よって直訳は「あなたに大変な借りがある」となります。これで「本当にありがとう」を表現しています。
単純に「ありがとう」をスラング的に言う場合も「I owe you one.(1つ借りが出来た=ありがとう)」として使うパターンも多いです。
Many thanks.
メールなど最後にサラッと書くとカッコいいのが、「Many thanks(多くの感謝)」です。
「Many thanks with lots of love.」などアレンジする場合もあります。
また、「Many thanks! I love you!(ありがとう!大好き!)」などのパターンとして気軽に使える表現です。
「心から感謝致します」とビジネスメールでも使える丁寧な英語
仕事でのメールのやり取りでは、フォーマルな言い方が好まれますし、失礼になりません。
ビジネスメールの最後(文末)に先ほどのようなスラングを使っては、無礼に聞こえるので避ける必要があります。
日本語では「感謝する」という表現が妥当ですね。『「感謝」の英語|ありがとうの3つの基本とメッセージ集』でも詳しく書いているので、こちらも参考にしてみて下さい。
ここでご紹介する表現は、「心より感謝申し上げます(心より感謝致します)」という場面で使えるものですので、是非活用してみて下さい。
I really appreciate it.
「appreciate(アプリーシエイト)」は「感謝する」という動詞です。
「私は本当に感謝いたします」という和訳が妥当です。
ここで注意してほしいのが、「I appreciate you.」とはならないところです。
「appreciate +こと(もの)」となるので、次のような表現として使うことも多いです。
- I really appreciate your kindness.(あなたの優しさに本当に感謝申し上げます)
- I really appreciate your support.(あなたのご協力に大変感謝致します)
など。
「it」は代名詞となるので、特に口語では行為などは特定せずに「I really appreciate it.」で構いません。
I’m deeply thankful for ~.
形容詞の「thankful」を使うパターンです。
また、「deeply(深く)」という副詞を使っています。もちろん「really」や「truly」などに置き換えても同じ意味となります。
日本語で言うと「感謝の気持ちで一杯です」という場面でも使えます。
また、更にフォーマルに言う場合は「grateful for ~」を使います。
- I’m deeply thankful for your e-mail.(あなたのメールに本当に感謝申し上げます)
- I’m truly grateful for you.(あなたには感謝の気持ちで一杯です)
など。
My sincere thanks to ~.
直訳では「~への私の嘘偽りない感謝」となります。
メールの最後などに添えるとカッコいいですね。
他にも、「My deepest thanks to ~.」などがあります。
更にフォーマルに丁寧に表現したい場合は、「Please accept my sincere thanks.」(直訳:私の誠実な感謝を受け入れて下さい)などがあります。
I’m indebted to you.
「be indebted to ~」は「~に対して恩義がある」という熟語です。
とてもフォーマルで堅苦しい言い方なので、使うことは少ないかと思いますが、知識として押さえておきましょう!
「I’m indebted to you for giving me some advice.(アドバイスを頂きまして本当に感謝申し上げます)」などの形でも使えます。
まとめ:場面によりちゃんと使い分けることが大切!
いかがでしたでしょうか?
「本当にありがとう」と一言で言っても、様々な表現がそれぞれの使える場面で違うのが分かりますね。
慣れるまではスラングのような表現は避け、一般的に使われているフレーズで全然構いません。
しかし、それだけでは英会話が味気ないものになりますので、ドンドン違う表現も使っていくことを少しずつでいいので心がけて下さい。