「~したい」というのを英語にする時に、単純に「want to」としていませんか?
もちろん、間違えではありませんが、ネイティブはそれだけを使っているわけではありません。
ビジネスシーンや友達同士の会話など、場面によりシッカリと色々な言い方を使い分けています。
また、「ぜひ~したい」、「死ぬほど~したい」、「可能な限り~したい」などの言い方もありますね。
目次
- 1 カジュアルで使える「~したい」の表現
- 2 ビジネスでも使える「~したい」の表現
- 3 相手に「~してほしい」時の言い方 「あなたに電話してほしい」、「彼に真面目になってほしい」など、第三者に「~してほしい」という場合がありますね。 そんな時は主に下記の言い方を使います。 want 人 to不定詞 hope (that) 人 動詞 wish (that) 人 動詞 ここでも「hope」と「wish」の違いは上述と同じです。 下記がその例文です。 I want you to come with me if you can.(もし可能なら一緒に来てほしい) I hope you can join our team.(私たちのチームに加入してほしい) I wish you would come.(あなたが来てくれたらなあ) など。 会話の中で頻繁に出てくる表現ですので覚えておきましょう! まとめ:「~したい」の表現は2つ以上先ずはマスターしよう!
カジュアルで使える「~したい」の表現
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先ずは英会話で頻繁に使われている言い方から見ていきましょう!
want to/wanna
「~したい」といえば「want to」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
また、口語の更にカジュアルになると「wanna(ワナ・ウォナ)」という言い方があります。『3つの「gonna、「wanna」、「gotta」の正し発音や使い方のルールなど』の記事でも解説しています。
形は「want to/wanna + 動詞の原形」となります。
下記がそれらを使った例文です。また、副詞などを付け加えて色んな表現にできるのが特徴です。
- I want to play baseball.(野球がしたい)
- What do you want to be when you grow up?(大きくなったら何になりたいですか?)
- He really wants to be promoted.(彼はどうしても昇進したい) ※「really」は本当に、真剣にを表す副詞です。「definitely want to(絶対に~したい)」などの表現もできます。
- She wants to study English more.(彼女はもっと英語が勉強したいです)
- I just wanted to call you.(ただあなたに電話したかっただけです) ※「just wanted to」は「取り急ぎ~したかっただけ」という場合に使える表現です。『「取り急ぎ~」の英語|ビジネスメールで欠かせない6表現と略など』の記事でも詳しく解説しています。
- I want to walk as far as possible.(可能な限り遠くへ歩きたい)
など。
feel like ~ing
直訳すると「~したい気分です」となります。
気持ちの調子がいい時、「want to」よりも少し弱い表現ですが、相手にあなたの気持ちを伝える時に使えます。
下記がその例文です。
- I feel like cooking now.(今、料理をしたい気分です)
- I felt like talking to you, so I just called.(あなたと話したい気分だったから電話しただけ) ※「feel」の過去形は「felt(フェルト)」となります。
など。
be thinking of ~ing
「~したいと思っている」という場合に使える形です。
下記がその例文です。
- I’m thinking of going to Taiwan for my summer vacation.(夏休みに台湾に行こうと思っています)
- He said he was thinking of meeting you yesterday.(昨日、彼はあなたに会いたいと思ってたと言ってました)
など。
be dying to
「死ぬほど~したい」、「心から~したい」、「是が非でも~したい」という場合に使うのがこの形です。
「I really want to」を更に誇張したカジュアルなスラング的な表現だと思って下さい。
下記がその例文です。
- I’m dying to see you.(あなたに心から会いたい)
- I was dying to be a teacher.(死ぬほど先生になりたかった)
など。
ビジネスでも使える「~したい」の表現
ここでは、ビジネスメールなどの文語でも使える表現もご紹介します。
would like to
この言い方は頻繁に口語でも文語でも使われます。
「want to」がカジュアルの「~したい」の代表なら、「would like to」はフォーマルの代表というイメージです。
「もしよろしければ」、「可能であれば」など付け加えて表現することも多いです。
下記がその例文です。
- I would like to have a meeting with you.(あなたと打合せを持ちたいです)
- I would like to visit your office if there is any chance.(もし機会があれば、御社にご挨拶に伺いたいです)
- If it’s OK with you, I would like to send the file.(もしよろしければ、ファイルを送信したいです)
- First, I would like to start with my introduction.(まずは自己紹介から始めたいと思います) ※プレゼンの時などで使えますね。
- At least, I would like to have a talk with our potential client.(最低限、将来の顧客と話だけはしたいです)
など。
特に口語の場合は、「I’d like to ~」と短縮形で表現することが多いです。
would love to
「would like to」よりも更に強い気持ちとなり、「ぜひ(是非)~したいです」という場合に使います。
下記がその例文です。
- I would love to attend the meeting.(是非、その打ち合わせに出席したいです)
- I would love to.(はい、是非そうしたいです) ※「~しますか?」、「~したいですか?」という場合の返事の仕方です。
など。
「I’d love to」と口語では短縮することも多いです。
hope to
「~することを期待する」、「切望する」場合の「~したい」という表現になります。
「want」とは違い、希望の気持ちを込める時に使います。
下記がその例文です。
- I hope to see you soon(あなたにすぐに会いたいです)
- I’m hoping to pass the exam.(試験に合格したいです) ※「be hoping to」と現在進行形にする形は口語でもよく使います。
など。
wish to
これも「できれば~したいのですが」という希望が入っている表現で、「hope」よりもフォーマルで丁寧です。
下記がその例文です。
- I wish to be there on time.(できれば時間通りにそこにいたいのですが)
- I wish to meet you.(できればあなたとお会いしたいのですが)
など
hope toとの違いは?
「hope to」も「wish to」もどちらも、希望が入っている「~したい」ですが違いは下記となります。
- hope・・・できると思っている希望で「~したい」
- wish・・・できる可能性が低いと思っている「~したい」
つまり、「wish」が「できれば~したい」と謙遜する言い方で、ビジネスやフォーマルなど失礼のない表現としても使えるというわけです。
would rather like to
「むしろ(できるなら)~したい」という場合に使う表現です。
本来は「would rather like to A than B(Bをするより、むしろAをしたい)」という形ですが、話の流れで「than B」を省略することが多いですね。
下記がその例文です。
- I would rather study now.(今はむしろ勉強をしたいです)
- I would rather stay here.(むしろ家にいたいです)
など。
この場合も口語の時は「I’d rather like to」と短縮形を使うことが一般的です。