レモンなどの味が「酸っぱい」を英語で言えますか?
「酸っぱい」とひと口で言っても、レモンの酸っぱさや、酢の酸っぱさなど色々な酸っぱさがあります。
英語でそれらの単語を使い分けることが出来るようになると、まさにネイティブの感覚です。
目次
先ずはこれ!「酸っぱい」の英語はなんて言う?
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ネイティブが頻繁に使い、一般的な「酸っぱい」は英語で「sour」です。
主に、レモンやライムなど柑橘系で「酸味がある」フルーツの酸っぱさに使う表現です。
牛乳などが発酵して「酸っぱいにおい」がする状態も「sour」です。
「sour」は「sour milk(腐った牛乳)」など悪い意味で使われることもあります。そこから食べ物以外で、「不快なもの」や「不機嫌な」「意地が悪い」などの意味でも使う表現です。
人間関係などがうまくいかないことも、英語では「人間関係が酸っぱくなる」という言い方をして「sour」を使い、少しネガティブなニュアンスがあります。
酸っぱいの英語|「sour」の読み方(カタカナ)・発音
「sour」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
まだある!その他の「酸っぱい」の英語表現
「酸っぱい」といっても、色々な味がありますよね。
基本の表現の「sour」以外の単語も見てみましょう。
英語の「tart」で「酸っぱい」を表現
「tart」(タート)は、あまり熟していないりんごや、ヨーグルト、酸味の強いワインなどに使う表現です。
スイーツの「タルト」と同じスペルと発音です。
英語の「tangy」で「酸っぱい」を表現
「tangy」(タンギー)は、舌がピリッとしたり、強いにおいを感じたりする「パンチがきいた味」と言うようなニュアンスです。
特にオレンジの酸っぱさで使うことが多いです。
また、エスニック料理やカレーなどで使われるスパイスの刺激も「tangy」という場合があります。
英語の「vinegary」で「酸っぱい」を表現
「vinegar」(ヴィネガー)は「酢」で、「vinegary」(ヴィネガリー)は、酢の酸っぱさが効いているものに使う表現です。
「vinegary criticism(ヴィネガリー・クリティシズム)」は「意地が悪い批評」という意味で、「気難しい」、「不機嫌な」、「意地悪」など、味以外にも使います。
使えるとかっこいい!「sour」を使った慣用句
「酸っぱい」の「sour」を使った「sour grapes」という表現があります。
単数の「grape」(グレープ)は「ブドウ」という英語です。
直訳すると「酸っぱいブドウ」ですが、口語で「負け惜しみ」という意味で使います。
【例文】
- 英語:It sounds like sour grapes!
- 日本語:負け惜しみに聞こえるよ。
この表現はイソップ童話からきているそうです。
キツネが高い木になっているブドウを食べようとして、何度もジャンプをしたけれど届かなかったために、「どうせあのブドウは酸っぱいんだ」と自分に言い聞かせたという話です。
複数形の「grapes」を使います。
「酸っぱい」に関連する英語表現
「酸っぱい」の関連表現を確認しましょう。
- 「甘酸っぱい」:sweet-sour ※「sweet(スウィート)」は「甘い」です。
- 「甘酸っぱい初恋」:bittersweet first-love ※「bittersweet(ビタースウィート)」は「ほろ苦い」という英語です。
- 「味」:taste(テイスト)
- 「辛い」:hot
- 「苦い」:bitter(ビター)
- 「サワークリーム」:sour cream
- 「酸性」:acid(アシッド)
まとめ:「酸っぱい」の英語は「sour」をマスターすることから始める!
「酸っぱい」のように味の表現は、日本語にすると同じでも英語では微妙な味のニュアンスで使い分ける場合が多いです。
「sour」だけ知っていれば「酸っぱい」ことは伝わりますが、「tart」なども覚えて伝えたいニュアンスに応じて単語を使い分けられるようになると、英語力がワンランクアップします。
しかし、基本は「sour」です。これを習得して先ずは自然と口から出るようにしましょう!
【たくさんの英単語が口から出ない方へ】
同じ酸っぱいでも状況によって色々な単語が使われますし、英単語を覚えてもパッと口から出ないという方もいらっしゃるでしょう。そんな方に、下記記事で英単語の覚え方についてまとめています。
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