「項目」を英語の辞書でひいても、たくさんの単語がでてきてよくわからないですよね。
「item」、「article」、「paragraph」など、どれを使っていいのか悩んでしまうのではないでしょうか。
日本語の「項目」はとても便利な言葉で、様々な意味があります。
英語に訳す時は、どういう意味で「項目」を使いたいのかを明確にする必要があります。
また、「項目を追加する」、「関連項目」、「検査項目」など日常会話でも使うことがある表現も多く存在します。
目次
「項目」とはそもそも何?英語の場合は?
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日本語の「項目」は様々な意味で使いますが、大まかに分けると以下の2つの意味があります。
- ある規準に基づいて区分けされた物のひとつひとつ
- 辞書や本などの見出し語、題目、細目など
日本語ではそれらは全て「項目」という表現になりますが、英語に訳する場合、それぞれの意味ごとに単語が違います。
様々な「項目」の英語や言い換え表現
意味ごとに「項目」の英語表現を確認しましょう。
区分けされた「項目」の英語
プレゼンテーションなどで、「以下の5項目について説明します」など、区分けされたひとつひとつを表す「項目」は「item(アイテム)」です。
目次などで、一覧で表示されている場合のひとつひとつの「項目」を示すばあいもこの「item」を使います。「item」は「項目」の意味で便利に使える表現です。
関連用語で「項目に分ける」は「itemize(アイテマイズ)」です。スペルが似ているので、「item」と一緒に覚えちゃいましょう!
同じ場面で「point(ポイント)」も使うことがあります。「point」は、「要点」「点」という意味ですが、「項目」と訳されることもあります。
「項目ごと」は「point-by-point」で、良く使う表現です。「項目ごとに協議する」は「point-by-point discussion」です。
また、同じ「項目ごと」の表現で、「item by item」や「piece-by-piece」も使います。
「piece(ピース)」は「ひとかけら」「断片」等の意味で、集合体の中の1個、一部分です。パズルの「ピース」もこの英語の「piece」からきている表現です。
題目の「項目」の英語
題目の意味で使う「項目」は「head(ヘッド)」か「headline(ヘッドライン)」です。
「head」の元々の意味は「頭」です。「題目」は文章の「頭」の部分にあるものなので「head」です。
「headline」は雑誌、新聞、ニュースなどの「見出し」で主に使われる表現です。
題目の「項目」を集めて記載しているものを「listing(リスティング)」といいます。目次や、目録、一覧表などにある「項目」です。
文章の「項目」の英語
論文や書物など文章の一部という意味で「項目」を使う場合は「chapter(チャプター)」です。
「chapter」は、論文などの「章」です。また、その意味から、人生や歴史などの「一区切り」という意味もあります。
「chapter」より小さい、文章の一部を示す場合は「section(セクション)」です。「section」は、「節」、「段落」などの小さな「項目」です。
「項目」の関連英語
「メニュー項目」など、「項目」の関連表現を見てみましょう。
※ここでご紹介するものは基本的に「item」を使っています。
- 「項目別分類」:itemization(アイテマイゼイション)
- 「項目表」:itemized list(アイテマイズド・リスト)
- 「項目管理」:item management(アイテム・マネージメント)
- 「重要な項目」:essential item(エッセンシャル・アイテム), important item(インポータント・アイテム),critical item(クリティカル・アイテム)
- 「項目の数」:the number of items ※「item」は複数形を使います。
- 「メニュー項目」:menu item
- 「項目を削除する」:delete an item ※「delete(デリート)」は「削除する」という動詞です。
- 「項目を追加する」:add an item ※「add(アッド)」は「追加する・足す」という意味です。
- 「項目を訂正する」:correct an item ※「correct(コレクト)」は「正す」という単語です。
- 「検査項目」:examination item(イグザミネイション・アイテム) ※「examination」は「試験・テスト」にも使います。
- 「関連項目」:related item ※「relate(リレイト)」は「関連する」です。「関連項目」と表示する代わりに、関連項目として紹介したいものの前に「see also」を入れて「こちらも御覧ください(See also the related items.)」と促す表現を良く使います。
- 「項目分析」:item analysis ※「analysis(アナリシス)」は「分析」です。
まとめ:「項目」の英語は使う意味や目的を把握するのがポイント!
注意点としては、どんな意味で「項目」を使いたいかを明確にして、正しい英語を選びましょう。
「項目」のように、英語に訳しづらい表現もあります。
どうしても分からない時、仮に辞書で調べる場合は、例文も参考にすると伝えたい表現にピッタリの英単語を選ぶことができますよ。
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