「実績」を英語で何と言うのでしょうか?
日本語の「実績」は様々なニュアンスがあるため、基本的に、「achievement」(アチーブメント)や「performance」(パフォーマンス)、「result」(リゾルト)、「record」(レコード)の4つの単語を正しく使い分ける必要があります。
その使い方を間違うと相手に違って伝わるので注意が必要です。
また、「実績」という表現はビジネスの場面でも多く出てくる英語なので、仕事で英語を使う人は知っておくだけでも大変役立ちます。
最後には、どれくらい「実績」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
目次
「実績」の英語とニュアンスの違いと使い分け
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「実績」は様々な場面で使いますよね。
日本語ではたった一言の「実績」という言葉で対応できるのですが、英語表現では、どんな「実績」なのかによって、使い分ける必要があります。
「実績」という意味で使われる表現は主に4つあります。
それぞれの発音とニュアンスを確認しましょう。
英語の「achievement」で「実績」を表現
「achievement」の発音と発音記号は下記となります。
「achievement」は「成し遂げた」、「功績」などの意味もあります。
ある程度努力をして、達成した優れた結果が伴う「実績」使われる表現です。
英語の「result」で「実績」を表現
「result」の発音と発音記号は下記となります。
「result」は、「実績」の意味で使う場合は複数形にして「results(リゾルツ)」とする場合が多いです・
もともとの意味は「結果」です。何らかの行動の「結果」としてある「実績」で使います。
「sales results(セールス・リザルツ/販売実績)」「financial results(ファイナンシャル・リザルツ/財務実績)」など、幅広く使える表現です。「results」の場合、必ずしもポジティブな「実績」だけでなく、ネガティブな「実績」にも使うことができます。
英語の「record」で「実績」を表現
「record」の発音と発音記号は下記となります。
「record」の元々の意味は「記録」や「録画」などです。
活動の履歴などある程度期間が伴う「実績」や、数値など「記録」に関する「実績」に使う表現です。
英語の「performance」で「実績」を表現
「performance」の発音と発音記号は下記となります。
「performance」はもともと「演技」や「演奏」などのパフォーマンスに使われる表現で、「出来栄え」、「腕前」、「仕事ぶり」や「(機械などの)性能」などの実績に使う表現です。
「実績」の関連英語やフレーズ一覧
ビジネスでよく使う「実績」の表現ですが、「実績を挙げる」など、様々な「実績」に関する英語表現を確認しましょう。
しかし、これらの表現は「実績」がどのようなものかによって、「実績」部分の英語が変化するので留意しましょう。
- 「前年の実績」:the performance of the previous year ※「previous(プリヴィアス)」は「前の」という英語です。
- 「短期的な実績」:short-term performance ※「short-time(ショート・ターム)」の反対語は「long-term(ロング・ターム)」です。セットで覚えておきましょう。
- 「営業実績」:business results, business performance
- 「企業実績」:corporate performance ※「corporate(コーポレート)」は「企業・会社」です。
- 「個人の実績」:personal performance ※「personal(パーソナル)」は「個人の」です。
- 「利益実績」:earning performance, profit performance ※「earning(アーニング)」は「稼ぎ」、「profit(プロフィット)」は「利益」として単語1つでも使われる英語です。
- 「経営実績」:management performance
- 「販売実績(売上実績)」:sales performance, sales results
- 「導入実績」:introduction record ※「introduction(イントロダクション)」は「紹介・導入」の英語です。
- 「過去の実績」:past results ※「past(パスト)」は「過去の」となります。因みに「現在の」は「present(プレゼント)」です。スポーツなどでは「past performance」という言い方をします。
- 「取引実績」:trading performance ※「trade(トレード)」は「取引する・貿易する」などの意味があります。「business reccord」でもOKです。
- 「実績主義」:a merit (pay) system, performance-based pay system ※会社等の給与体制について使う表現です。「pay(ペイ)」は「支払う」という動詞としてもよく使われます。
- 「実績表」:performance table ※「表」は「table(テーブル)」で、これもよく使う表現なので覚えておきましょう。
- 「研究実績」:research performance ※「research(リサーチ)」は「研究」です。
- 「(学校の成績などの)実績」:academic results, academic achievement ※「academic(アカデミック)」は「学校・大学の」です。
- 「採用実績」:recruitment record
- 「実績見込み(見通し)」:result prospect ※「result expectation」でもOKです。
- 「納入実績」:delivery record ※「business record」でも同様です。
- 「実績集計」:reporting results
- 「実績値」:actual value ※「actual(アクチュアル)」は「本当の」、「value(ヴァリュー)」は「値・価値」という英語です。また、「actual number」でも問題ありません。
- 「実績を挙げる」:make an achievement
- 「実績がない」:have no record ※「have no good record」や「have no good past results」などとしてもOKです。
- 「実績がある」:have a record ※上記のように「have a good record」などとしても同様です。
- 「実績を積む」:accumulate results. ※「accumulate(アキュミュレイト)」は「加算する」という単語です。「pile up」や「chalk up」でもOKです。
- 「実績が認められる」:Results are recognized. ※「valued」や「confirmed」などの単語でも構いません。
- 「実績に基づく」:based on the past record ※「based on ~」は色んな場面で使われます。
- 「実績を作る」:get results, get achievements ※「実績を挙げる」の「make an achievement」や「make a record」などでも同様です。
ここに出ている「実績」に関する表現は、全て覚える必要はありません。仕事などで、英語で使う予定があるものだけ選んで覚えましょう。
まとめクイズ:「実績」の基本英語を押さえて実践あるのみ!
「実績」に関する表現は、その意味に応じて「achievement」、「result」、「record」、「performance」を使い分けましょう。
「実績」の内容によっては、これら以外の表現を使う場合もあります。慣れるまでは、辞書の例文なども確認しながら使ってみるのも1つの方法なので参考にしてみて下さい。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- ある程度期間が伴う「実績」や、数値など「記録」に関する「実績」の英語は?
- ある程度努力をして、達成した優れた結果が伴う「実績」の英語は?
- 「営業実績」の英語は?
- 「個人の実績」の「個人」の英語は?
- 「実績」の英語で使われる4つの英語は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「実績」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- record
- achievement
- 「business results」,「business performance」 ※「business」が「sales」でもOKです。
- personal
- 「achievement」、「result」、「record」、「performance」
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