会話の中で、相手が言った意見などに、
「あなたは間違っている」
「なにか勘違いしてますよ~」
などと、英語で言いたい時、ネイティブはどういう表現や決まり文句を使うのでしょうか?
「あなたは間違っている」と英語で言いたい時
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・You are wrong.
あなたは間違っている
海外ドラマでもよく出てくるセリフではありますが、Youが主語になって「wrong:間違っている」と言うことで、批判的だったり、相手を責めてしまっている言い方になりますので使い方に注意しましょう。ちなみに、be動詞を短縮せずに言う方が強くなります。
・You’ve got it wrong.
なにか勘違いしていますよ。
例えば、間違い電話がかかってきて、「違いますよ~」など言いたい時など、相手がなにか勘違いしている時などに使えるフレーズです。
また、all wrong の形で「all」を使うと「〜を完全に誤解する」という意味になり、
You’ve got it all wrong.
まったくの誤解ですよ/完全に勘違いしています
となります。
・You are mistaken.
あなたは勘違いしていますよ/間違っていますよ
「mistake」は動詞で使った場合には間違えるというよりも「誤解する、混同する、勘違いする」というニュアンスに近く、「You’re mistaken.」で、何かを誤解している、会話から理解したことが実際の意味と違っていたかもしれない、などの意味になります。
「You are wrong.」では、相手が事実と違うことを言ったことにストレートに違うよと平然と言っているのに対して、「You are mistaken.」はより丁寧な響きがあります。
相手の意見に対して「あなたは間違っている(私はそう思わない)」と英語で言いたい時
また、会議やディスカッションなどで相手の意見に対して、「私はそうは思わない」「賛成できない」と言いたい時は
・I don’t think so.
私はそうは思いません。
・I disagree.
私は賛成できません。
・I don’t agree with you.
私はあなたに同意できません。
などが使われます。軽く反対した場合は、
・I’m afraid I disagree.
恐縮ですが、私は反対です。
・I’m sorry but I don’t agree with you.
ごめんなさい、私は賛成できません。
なお、補足になりますが、日本人だとよく勘違いしたり、真逆に意味をとらえてしまうのが下記の英文です。
I couldn’t agree with you more.
I can’t agree with you more.
大賛成です/私は完全に同意します
日本人が直訳すると、「私はもっとあなたに同意できません→大反対」となりがちですが、実は「私はあなたにこれ以上ないほど同意します」という意味になります。
I can’t agree with you.(私はあなたに同意できません)
I cann’t agree with you more.(私はあなたにこれ以上ないほど同意します)
つまり、「more」がつくことで意味が変わり、上記のような「否定文+比較級」の形になることで、最上級のような意味になります。
例えば、
I’ve never been better.(否定文+比較級)
今までで一番いい状態です/今が最高の状態です/めちゃくちゃ元気です
以上、ネイティブによく使われる「あなたは間違っている」の英語表現でした。