「散歩する」の英語を言いたい時に、「walk」という動詞を使っていませんか?
実はそのまま使うと別の意味になるので少し注意が必要です。
また、辞書で引くと「stroll」や「wander」とう単語もでてくるのですが、どれが正しいのでしょうか?
それと、「犬を散歩する」という場合などに、どのような英文になるのか知っておくと会話に役立ちますね。
目次
「散歩する」の英語表現と例文
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さて、「散歩をする」の英語は「walk」と「stroll」の2つの単語が主となります。
特に「walk」は、動詞と名詞で少し意味が異なるので留意しましょう。
walkの意味
先ずは、「walk」の英語から見てみましょう。
「walk」の発音と発音記号は下記となります。
動詞の「walk」では「歩く」という意味のみになって、これだけでは「散歩する」になりません。
これが今回とても大切なポイントです。
因みに、健康のためのウォーキングについても、単純に「walk」だけでは表現できません。
次のような言い方が妥当です。
- I go walking for exercise.(直訳:運動のために歩きます)
- I walk for health.(直訳:健康のために歩きます)
など。
少しずれましたが、では「散歩する」とう表現はどんな英語になるのでしょうか?
walkとtake a walk(go for a walk)との違い
「walk」を使っての「散歩する」の英語は次の2つが一般的です。
- take a walk
- go for a walk
どちらともに意味はさほど変わりません。
つまり、「walk」を名詞にすることで、「散歩」となります。動詞の時と変わりますね。
「a walk」は「散歩」と覚えておいて大丈夫です。「I will go for a walk now.(今から散歩します)」など。
しかし、動詞で「walk around」とすと、これも散歩という意味になります。
「Let’s walk around.(散歩しよう)」など。
strollとwalkの違い
さて、この「stroll」も動詞と名詞として使える単語です。
「stroll」の発音と発音記号は下記となります。
「stroll」は動詞でも、名詞の「a stroll」でも「散歩(する)」という意味です。
しかし、「take a walk/go for a walk」と比べると、もっとゆっくりしたペースでブラブラ散歩するイメージです。
「I go strolling.」や「I go for a stroll/take a stroll.」などで、「散歩する」となります。
ようするに何の当てもなく、ぶらーっと歩いている時に使います。
それとは逆に、何かの目的がある場合には動詞の「walk」を使います。
- I walk to the station. ※駅まで歩くという目的がありますね。
- I walk in the park. ※公園を歩いているけど、散歩ではなく、その先に何かの目的があるイメージです。
公園(近所)を散歩するの英語は?表現一覧
さて、「散歩する」の色んな表現を見てみましょう。
take a walk/walk around/go for a stroll、などどれを使ってもOKです。
- I will take a stroll in the park.(公園を散歩します)
- I take a morning walk.(朝に散歩します) ※「I go for a walk in the morning.」でも同様です。夕方に散歩する場合は、「I take an evening walk/a late afternoon walk.」などとなります。
- I go for a stroll in the neighborhood.(近所をブラブラ散歩します)
- Now I’m out for a walk.(今、散歩中です)
など。
しかし、「walk」や「stroll」を使わずに次のような表現で「散歩する」という場合もあるので、知識としてしっておきましょう!
「Why don’t we catch some fresh air?(ちょっとそこを(外に行って)ぷらっと散歩する?)」など。
上記の直訳は、「ちょっと新鮮な空気を吸いませんか?」ですが、イメージしやすいですね。
wanderは使える?
辞書で「wander(ワンダー)」や「wander around」を「散歩」と説明しているのもありあすが、少しニュアンスが異なります。
ネイティブが使う際は、散歩というより、「徘徊する」などとポジティブなイメージではあまり使いません。
途方に暮れてブラブラする意味もあるので、使う際には気を付けましょう。
犬の散歩をするは?他動詞の使い方
さて、上記は主語自体が散歩する表現を見てきましたが、ここでは、「犬を散歩する(散歩させる)」という表現となります。
その場合は、動詞、名詞共に「walk」を使いますが、目的語を必要とする他動詞のとなります。
他動詞とは、動詞の後ろに必ず名詞があり、「~を、~に」などと訳します。
つまり、今まで見てきた「walk」は目的語を必要としない自動詞(主語と動詞のみにも完結する)でしたが、ここでは他動詞となります。
動詞の後ろに目的語(この場合は、a dog)が必要なので、次の表現で「犬を散歩する(させる)」となります。
- I walk a dog.
- I take a dog for a walk. ※「I take a dog out for a walk.」も同様です。
などが、基本となります。
自動詞と他動詞をもう少し深く知りたい方は、『自動詞と他動詞の違いと2つの正しい見分け方・両方使える動詞一覧』の記事を参考にして下さい。
まとめ:散歩の英語を気楽に使いこなそう!
「散歩をする」は、日常会話でもよく出てくる表現ですね。
「walk」と「stroll」は少しニュアンスが異なるので、その都度使い分けれるようになるとまさにネイティブ感覚です。
何はともあれ、ドンドン実践で使うことが大切です。日常的に英語を話す機会がない場合は、日記などで書く習慣を付けましょう!