
「store」という単語を見て、先ずは何を思い浮かべますか?
恐らく、ほとんどの日本人の方が「お店」をイメージされるかもしれません。
それは間違えではないのですが、ネイティブは他のイメージもするんですね。
また、「store」は「お店」の和訳で間違いありませんが、「shop(ショップ)」との違いは分かりますか?
目次:
1.「store」の発音と注意点
2.名詞としての「store」の意味と使い方・例文
・店
・蓄え・大量
・「store」と「shop」の違いは?
3.動詞としての「store」の意味と使い方・例文
・~を蓄える・備蓄する
・~を記録・記憶させる
まとめ:既製品を表す時は形容詞の「store」を使う!
1.「store」の発音と注意点

「store」の発音と発音記号は下記となります。
実はこの発音はアメリカ英語の発音で、イギリス英語では「ストー」に近い発音になります。発音記号も「stɔː」となります。
2.名詞としての「store」の意味と使い方・例文
先ずは、お店などの名詞として役割を見ていきましょう。
店
「お店・商店・小売店」などの意味があります。
下記がその例文です。
- This store opens from 9 every day.(この店は毎日9時に開きます)
- I went to the store to buy things.(その店に物を買いに行きました)
など。
蓄え・大量
「store」は店だけではく、次のような場合に使えます。
下記がその例文です。
- The warehouse has stores of rice.(その倉庫には米が備蓄されています)
- There are stores of vegetables.(大量の野菜があります)
など。使用頻度は高くありませんが、押さえておきましょう!
「store」と「shop」の違いは?
「store」も店、「shop」も店という日本語ですが、ニュアンスが少し異なります。
下記がその違いとなります。
- store・・・物を売るだけの店・小売店(drug store・薬局、convenience store・コンビニなど) ※しかし、大型店なども「store」を使う傾向にあります。「department store」、「grocery store」など。大きさなど指定がない「店」という場合、アメリカ英語では「store」を使うことが多いですね。
- shop・・・物を売る以外もやっているお店・特定の物やサービスを提供する専門店(barbar shop・理髪店、flower shop・花屋など) ※しかし、「店」という場合、イギリス英語では「shop」を使うことが多いです。
また、食料品や日用品を自分でかごに入れて会計などをする形態の店は、「supermarket(スーパーマーケット)」と言います。
因みに、車販売店などは別で「dealer」という単語を使うので、シッカリ使い分けましょう。
3.動詞としての「store」の意味と使い方・例文
実は「store」は動詞と、ビジネスなどの場面で使われることも多いです。
名詞にもあった「蓄え」というのが動詞でも使える感覚でOKです。
~を蓄える・備蓄する
下記がその例文です。
- We should store some water for emergency.(もしもの時のために水を備蓄すべきです)
- Some foods have been stored in our house.(家にいくつかの食料が備えられています)
など。
また、データなどを「記録する」という場合にも「store」が使えます。
派生英語の「restore」は?
「store」に似た関連英語で「restore(リストア)」というのがあります。「再び備蓄をする」という意味にはならないので注意して下さい。
「restore」には、主に「復活する・取り戻す」などと意味があります。
下記がその例文です。
- We restored the previous regulation.(前の規律を復活させました)
- I restored the friendship with him.(彼との友情関係を取り戻しました)
など。
まとめ:既製品を表す時は形容詞の「store」を使う!
いかがでしたでしょうか?
最後の品詞が「形容詞」となりますが、「既製の~」という場合に使えます。
「ready-made」と同じ意味となります。
- store table(既製テーブル)
- store clothes(既製服)
など。この使い方はアメリカ英語で多いです。
「store」には、動詞、名詞、形容詞として役立つパターンがあります。ここでご紹介した例文を参考にして、それぞれ使いこなしましょう!