ネット上の動画やつぶやき(コメント)などが、「バズる」、「バズった」という言葉を聞いたことがありますか?
でもこの「バズる」ですが、どんな状況の表現で、どのような英語を使うのでしょうか?
日本語独特の表現になっていますが、ちゃんとした英語があります。
目次
「バズる」の意味と語源は?
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そもそも「バズる」という言葉は何から来ているのでしょうか?
それは「Buzz Mareting(バズ・マーケティング)」からと言われています。
インターネットに限らず、マーケティングの手法の1つで、「口コミなどで商品やサービスなどを訴求する」というやり方です。
この「buzz」の意味については後述しますが、この「Buzz Marketing」のやり方でドンドン口コミが広がり人気が出るというのを「バズる」と言い始めたようです。
例えば、動画などの登録者数が口コミなどで一気に伸びた、自社商品がネット上で噂になり売り上げが爆上がりした、などの場合などがそれに該当します。
サービスや商品だけに限らず、「PV数(視聴者数)」やいいね!やコメント数などが一気に上昇する場合も「バズる」という表現をします。
「バズる」を使う基準はどこにもなく曖昧ですが、平均よりも2~3倍以上の反応がある場合、またはライバル他社と比較しても確実に伸びている場合は「バズる」を使っても違和感はありません。
ではこの英語の「buzz」をそまま使っても相手に「バズる」という意味で通じるのでしょうか?
「バズる」の英語表現
さて、ここでは様々な「バズる」の表現をご紹介します。
make a buzz
先ずは「buzz」の発音から見てみましょう。
「buzz」の音声と発音記号は下記となります。
この「buzz」ですが、これだけでは日本語の「バズる」にはなりません。
何故なら、「buzz」のみであれば動詞と名詞でも次のような意味にしかならないためです。
- (蜂などが)ぶんぶん飛ぶ
- うわさ
- ブザーで呼ぶ
など。
よって、日本語の「バズる」を表現する場合は「make a buzz」とします。
下記が「buzz」を使った例文です。
- I can feel that my movie will make a buzz.(私の動画がバズる感じがします)
- Your comment made a buzz on the net.(あなたのコメントがネットでバズりましたね) ※「on the net/internet(ネット上で)」は無くても構いません。
など。
因みにこの「buzz」を使ったスラングが「電話の呼び出し音」を意味して、「Give me a buzz.(電話して!)」という表現などもあります。
この表現はスラング的になりますが、会話の中では「make a buzz」よりも使われてるケースが多いかもしれません。
「viral」はウイルスの英語の「virus(ヴィラス)」の形容詞です。
「viral」の発音と発音記号は下記となります。
「ウイルスの」や「ウイルス性の」のという意味になり、それが「go viral」と熟語になることで「バズる」と同じ意味になります。
ウイルスのように急速に伝染しながら広がるイメージですね。
下記がその例文です。
- The new cloth went viral.(その服はバズりました)
- Your tweet is going viral right now.(あなたのツイート・つぶやきが今、バズっていますね)
など。
そのバズる場所がネット上であれば、「on the net/internet」を後ろに付けても構いません。
その他の表現
さて、「make a buzz」や「go viral」以外でも、「バズる」に近い意味を表現することがあり、日常会話でもよく使われます。
下記がその例文です。
- This song became very popular.(この歌がバズりました) ※「とても人気になる(become very popular)」を使っています。
- The hat is trending now.(その帽子は今、バズっています) ※「trending(流行している)」の単語で表現しています。
- It’s very hot.(それはとても人気です) ※「hot(熱い)」をスラングとして使うことで「人気がある、話題になっている」ということを意味しています。
など。
英語表現の幅が広がるので押さえておきましょう。
関連表現の「炎上する」の英語は?
さて、人気が出てで「バズる」とは真逆の、批判などで「炎上する」という英語はどう表現するのでしょうか?
get flamed
炎や燃やすという意味がある「flame(フレーム)」を受動態で使う形で、直訳は「炎上させられた」となります。
下記がその例文です。
- He got flamed for the new post.(彼は新しい投稿で炎上しました) ※「for ~」で「~のせいで」と理由を表現しています。
- The blogger flamed for no reason.(理由もなく、そのブロガーは炎上しました)
など。
blow up
「爆発する」、「吹き飛ばす」の熟語である「blow up(ブロー・アップ)」で炎上するを表現します。
下記がその例文です。
- This post blew up.(彼の投稿が炎上しました) ※「blow」の過去形が「blew(ブルー)」となります。
- Her tweet always blows up.(彼女のツイート・つぶやきはいつも炎上します)
など。
まとめ:「バズる」以外のネット用語にも触れておこう!
いかがでしたか?
「バズる」の他に、「炎上する」、「インフルエンサー(influencer)」など他の関連用語に触れることも大切です。
日常会話でネットに関する話題は少なくないですね。是非、今回を機会に色々と「これは英語でなんて言うのだろう?」など疑問を持って調べるようにして下さい。
その姿勢がある限りドンドン英語は上達するものです。