「~が同時に(一緒に・並行して)起こる・する」など、2つ以上の事柄が同じタイミングで発生する時は欠かせない表現ですね。
英語では、副詞、熟語などの単語や接続詞を使うのが一般的です。
「simultaneously」や「at the same time」、「when」、「while」などをネイティブはよく使います。
目次
単語(副詞・熟語)で「同時に」の英語表現
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ここでは、接続詞以外で表現する「同時に」を例文を使って紹介します。
一番よく使われる「at the same time」
この表現がネイティブ同士の口語でも頻繁に使われるのが「at the same time」(アッタ・セイム・タイム)です。
副詞的な表現になります。
また、接続詞的(文語的)に使うこともあるので両方押さえておきましょう。
下記がその例文です。
- I can study and play video games at the same time.(勉強とゲームを同時にすることができます) ※ここでは、違う動詞(studyとplay)での同時にですが、同じ動詞で違う名詞という形も可能です。例:I can study English and math at the same time.などです。
- Athe same time that he was talking with his friends, he had to arrange many things.(友達と話しているのと同時に、彼は色んなことを段取りしないといけなかった)
ほぼ同時に、という場合もありますね。その場合は、「almost at the same time」と表現できます。
また、「at same time」と同じような熟語ですが、多少フォーマルな「at the same moment」(また、timeよりも瞬間的なイメージです)の表現も押させておきましょう。
発音に注意!「simultaneously」
「at the same time」の文語的で、フォーマルな表現(副詞)だと思ってください。
ビジネスメールなどでこの単語を使えるとかっこいいですよ。
また、発音の仕方にも注意が必要です。あまり聞きなれない単語だと思いますのでここでマスターしておきましょう!
「simultaneously」の発音と発音記号は下記となります。
下記が例文となります。
- He is able to read books simultaneously.(彼は同時に多くの本を読むことができます)
- I can interpret simultaneously.(私は同時に通訳ができます) ※名詞の「同時通訳」は「simultaneous」を使って「simultaneous interpretation」(サイモテーニアス・インターパテイション)と言います。
同時進行(simultaneous process)でも使えるのが形容詞の「simultaneous」を使えるので押さえておいて下さい。
また、「simultaneously」と同じ使い方ができるのが、「concurrently」(コンカレントリー)という副詞もあるので覚えておきましょう!
一緒にの「along with」
人と「一緒に」、ものと「並行して(同時に)」という時にも使えるのが「along with」(アロング・ウィズ)です。
- Can you come along with him?(彼と一緒にこれますか?)※同時にというニュアンスですね。
- I arranged this document along with that.(私はそれと並行してこの書類も準備しました)
みんな同時にの「all at once」
直訳すると「みんな一度で(みんな同時に)」となりますが、一度きりというニュアンスも含みます(継続性があるわけではない)。
「at once(アット・ワンス)」は「一回で(一度で)」という時に使う表現でもあります。
- We sang all at once.(私たちは同時に歌いました)
- They started talking all at once.(彼らは同時に話し始めました)
文頭で使う「in the meantime」
何かそれ以前に文章があり、「その間同時に(一方で)」という場合に使うので、基本的に文頭に来ることが多いです。
副詞的な役割です。
- In the meantime, I was persuading him.(同時に、私は彼を説得していました)
- In the meantime, we took a break.(同時に、私たちは休憩しました)
これと同じ意味で使えるのが「Meanwhile」(ミーンワイル)となります。一つの単語で文頭に持ってきて使えます。
しかし、後述する「while(ワイル)」があるので、多少同時性が長いニュアンスになります。
接続詞で「同時に」の英語表現
2つ以上の複数文を繋げるのが「接続詞」。
その接続詞を上手く使うことで「同時に」を表現することができます。
「when」とは違う!「as」
「as(アズ)」は前置詞でも使えますし、理由などを伝える接続詞としても使えます。
ここでは、「同時に」を伝える接続詞としてご紹介します。
- My brother left as I got home.(私が帰宅したのと同時に兄は家を出ました)
- The phone stared ringing as I mentioned about her.(彼女のことを言ったのと同時に電話が鳴りました)
では、日常会話で使う「when」とは何がちがうのでしょうか?
厳密に言うと「when」は一つの行動などが終わった後(when I calledなど)に、というニュアンスがあります。「when」は「after」と置き換えることが出来る場合が多いです。
要するに「as」のような同時性を常に正しく伝えるのは難しい接続詞です。
しかし、「just when(ちょうどその時)」というすることで「as」と同じ「同時に」という表現を作ることもできます。
長い同時の「while」
「~にしている間」と多少長い時間の同時性を表現する時に使います。
また、2つの文の主語が同じであれば「while」の後ろは動名詞としてもOKです。この場合は前置詞的な使い方となります。
- I was watching TV while my mom was cooking.(母が料理している間・同時に、私はテレビを見ていました)
- She was chatting while doing her homework.(彼女は宿題をしている間・同時に、おしゃべりをしていました)
まとめ:困ったら接続詞の「when」を使っても問題はない!
どれを使って「同時に」を表現するのか迷ったときは、日本人にも使いやすい「when」でも構いません。
厳密に相手に同時性をつたえるフォーマルな文など以外は、間違えではないので使いやすい単語で表現しましょう。
特に日常英会話で分からずに無言になるのが一番NGです。よって最低限の「when」、または「at the same time」ぐらいは押さえておきましょう!
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