
「飛行機」の英語は、「airplane」と「aircraft」の2つがありますが、その違いをご存知ですか?
また、あなたは「飛行機」の機内で使う英語や関連する英語表現やフレーズを知りたいのではないでしょうか。
海外旅行へ行く時に、必ず乗るのが飛行機です。船で旅する人以外は、どんな旅行先でも飛行機に乗って海外へ行きますよね。
「飛行機」の機内で使う英語はそれほど難しくありません。聞かれることが決まっていますし、回答もシンプルです。
最後には、どれくらい「飛行機」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
目次:
1.「飛行機」に関する基礎英語
1-1.「飛行機」の英語
1-2.「飛行機」に関する英語表現
2.「飛行機」への搭乗に関する英語表現
3.知っておきたい!「飛行機」の客室乗務員のおきまり英語表現
3-1.飛行機内でのお決まり英語フレーズ
3-2.「飛行機」の機内食での英語フレーズ
4.「飛行機」で使える一言英語表現
4-1.機内で借りたいものがある場合の英語表現
4-2.機内の席に関する英語表現
4-3.ちょっとしたトラブルでの英語表現
4-4.添乗員にちょっとした質問をする英語表現
まとめクイズ:「飛行機」に関連する英語は型が決まっているから簡単!
1.「飛行機」に関する基礎英語

まずは、飛行機に関する単語、飛行機の中で使う単語をご紹介します。
1-1.「飛行機」の英語
飛行機は英語で「airplane(エアープレイン)」です。
ほぼ同じ意味で「plane」を使うこともありますが、「airplane」は基本的に「飛行機」という意味だけの単語ですが、「plane」は「平面」など他の意味もあります。
「aircraft(エアークラフト)」を飛行機の意味で使うこともありますが、ヘリコプターや気球など、広範囲で飛行物体を指します。
1-2.「飛行機」に関する英語表現
「飛行機」に関するその他の英単語をご紹介します。飛行機内で使う英単語はそれほど多くないので是非覚えてください。
- 航空会社:airline ※「airway」でもOKです。ANAはAll Nippon Airwayの略ですが、airwayは「航空路」という意味もあるので注意が必要です。
- パイロット:pilot
- 客室乗務員:flight attendant
- 操縦席:cockpit
- 乗客:passenger
- 国内線:domestic flight
- 国際線:international flight
- 乗り継ぎ便:connecting flight
- チェックインカウンター:check-in counter
- 目的地:final destination
- 航空券:airplane ticket
- 搭乗券:boarding pass
- 機内持ち込み手荷物:carry-on baggage
- 預け荷物:check-in baggage
- 座席:seat
- 座席番号:seat number
- 窓側の席:window seat
- 通路側の席:aisle seat
- ブランケット:blanket
- 枕:pillow
- 救命胴衣:life vest
- 酸素マスク:oxygen mask
- 非常口:emergency exit
- 機内食:in-flight meal
- 機内誌:in-flight magazine
- トイレ:lavatory
- トイレの空き状況 ※使用中:「occupied」で、空き:「vacant」となります。トイレの前などに表示があります。
- 定刻通り:on time
- 遅れ:delayed
2.「飛行機」への搭乗に関する英語表現
「飛行機」に乗る前には、空港のチェックインカウンターで搭乗手続きをします。チェックインカウンターで想定されるやり取りを確認しましょう。
- Hello! Check in, please./搭乗手続きをお願いします。 ※自分から、挨拶として初めに発言しましょう。カウンターについたら、まずこのフレーズで搭乗手続きをお願いします。
- May I see your passport, please?/パスポートを拝見してもよろしいですか? ※回答例:Yes, here it is./はい、こちらです。カウンターで聞かれたら、すぐに提示しましょう。
- Where is your final destination?/最終目的地(渡航先)はどちらでしょうか? ※手荷物の手続きや、行き先のビザの確認などを行うための質問です。正確な最終目的地を伝えましょう。
- Would you like an aisle seat or a window seat?/お席は通路側、窓側どちらがよろしいですか? ※回答例:Window seat, please./窓側の席をお願いします。希望があれば、窓側か通路側どちらかを伝えます。
- How many bags would you like to check in? / お預けになる荷物はいくつありますか? ※回答例:Two bags./2個です。預ける荷物の数や重さに制限があります。制限をこえてしまった場合の超過料金は国際線の場合は金額が高くつくことが多いです。また、持ちこめる手荷物の大きさ、数も決まっているので事前に航空会社のホームページ等で確認しておきましょう。
- Thank you for waiting. Here is your boarding pass./お待たせしました、こちらが搭乗券です。
- Your flight gate is No.10./10番搭乗口です。
カウンターで手続きが終わり、搭乗券を受け取ったら早めに手荷物検査場(security check)へ進みましょう。海外の場合、テロ対策などで特に厳しくチェックしている場合があり、検査に時間がかかる場合があります。
手荷物検査が終わったら、搭乗口(boarding gate)へ進みます。搭乗口の番号は、搭乗券に記載されています。
3.知っておきたい!「飛行機」の客室乗務員のおきまり英語表現
飛行機に乗ると必ず一度は聞くようなお決まり表現をご紹介します。
3-1.飛行機内でのお決まり英語フレーズ
- Fasten your seat belt./シートベルトをお締めください。
- Please return your seatback and table to their original positions./座席の背もたれとテーブルをもとの位置にお戻しください。
- We’ll take off soon./間もなく離陸します。
- We’ll be landing soon./まもなく着陸します。
3-2.「飛行機」の機内食での英語フレーズ
海外旅行で飛行機に乗った時の楽しみのひとつが、機内食という方もおおいのではないでしょうか。
機内食が運ばれる時は、必ず乗務員の方と英語で会話する機会の1つです。
あまり飛行機に乗ったことがない方は、ドキドキしてしまうかもしれませんが、とても簡単でわかりやすいフレーズなのでリラックスしましょう。
まずは飲み物から確認しましょう。下記がその例です。
- 乗務員:Would you like something to drink?/お飲み物は何になさいますか?
- 回答例:Green tea, please./緑茶をお願いします。
飲み物を聞かれた場合は、「飲み物 +, please.」でOKです。
飲み物の英単語例
- コーヒー:coffee
- 紅茶:tee
- コーラ:coke
- アップルジュース:apple juice
- ビール:bear
- ワイン:wine
コーヒーのクリームは「cream」、砂糖は「sugar」です。
飲み物と同じように「Cream and sugar, please.」と言えば伝わりますし、2個ほしい場合は「Two sugar, please.」です。
氷がいらない場合は「No ice, please.(氷は不要です。)」と伝えます。
聞かれたときに飲み物がいらない場合は、「No thank you.(いいえ、結構です。)」で大丈夫で、飲み物以外のシチュエーションでも使えます。
そして、いよいよ、食事です。
機内食は基本的に2種類用意されています。チキンか魚、ビーフか魚というパターンが多いようです。ベジタリアン食は事前に予約すれば、無料で用意してくれる場合が多いので野菜のみの機内食が希望の場合は事前に予約しましょう。
- 乗務員:Which food would you like, chicken or fish?/チキンと魚どちらがよろしいですか?
- 回答例:Fish, please.
4.「飛行機」で使える一言英語表現
「Excuse me.(すみません。)」と客室乗務員を呼び止める時等に使う短い英語表現のように、知っていだけでも役立つ英語フレーズがあります。
4-1.機内で借りたいものがある場合の英語表現
- Can I have some water?/お水をいただけますか?
- Can I have a blanket? / ブランケットをお借りできますか?
この「Can I have ~?」は様々な場面で使える表現なので是非覚えておきましょう。お水や、ジュース、お茶など飲み物がほしい場合や、ブランケットなどを借りたい場合もこの表現でOKです。
もう少し丁寧な言い方で、「May I have ~?」でも同じような意味です。
4-2.機内の席に関する英語表現
- Where is my seat?/私の席はどこですか? ※席がわからない場合は、チケットを見せて確認しましょう。
- I’m afraid you’re in the wrong seat./すみませんが、お席が間違っているようです。 ※自分の席に既に誰かが座っている場合、相手に席が間違っていると伝えるための英語です。
- May I move to that seat?/席を移動してもいいですか? ※客室乗務員に確認します。
- May I recline my seat?/シートを倒してもいいですか? ※後ろの席の人に確認する場合の一言です。
- May I get through?/前を通ってもよろしいですか? ※トイレにたつ時や、搭乗して席に座るときに通路側の人に道を開けてもらう時に使うフレーズです。
- Would you please pull down the blind?/ブラインドを閉めていただいてもよろしいですか?
4-3.ちょっとしたトラブルでの英語表現
- Earphone is not working./イヤフォンが作動しません。 ※「~is not working.」は、「~が作動しません、動きません、壊れているようです」という意味のフレーズです。イヤフォン以外にも、映画を見る画面や照明などが動かない場合にもこのフレーズを使います。
- Is there a Japanese flight attendant?/日本人の客室乗務員の方はいらっしゃいますか? ※日本発着の便の場合は、海外の航空会社でも日本人の客室乗務員が乗務していることがほとんどです。もし、トラブルが起きてしまった時に英語に自信がない時は、日本人乗務員又は日本語を話す乗務員を呼んでもらいましょう。
4-4.添乗員にちょっとした質問をする英語表現
- Where are we now?/今どのあたりを飛んでいますか?
- How long is the flight?/フライト時間はどれくらいですか?
まとめクイズ:「飛行機」に関連する英語は型が決まっているから簡単!
飛行機に関する英語はそれほど難しくありません。
チェックインや、機内食の時などの受け答えが必要になる会話もありますが、聞かれることがほぼ決まっていますし、回答の内容も選択肢がほとんど決まっていてシンプルです。
これだけ、質問や受け答えのパターンがはっきり決まっている場面は少ないので、空港や飛行機内の会話は初心者にとって気軽に英会話にチャレンジする絶好のチャンスです。
カウンターの職員や、客室乗務員は英語が苦手な人と毎日接しているので慣れています。落ち着いて、ゆっくり話せば内容を理解してくれるでしょう。
英語を使わなくても、やり過ごすことはできますが折角のチャンスなので積極的に話しましょう。
しかし、何かお願い事や質問をしたら必ず最後に「Thank you.」と笑顔でお礼を言うのを忘れずに!
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 広範囲で飛行物体を指す「飛行機」の英語は?
- 飛行機内でのトイレの英語は?
- 「客室乗務員」の英語は?
- 「通路側の席」、「窓側の席」の英語は?
- 「シートを倒してもいいですか?」の丁寧な英語フレーズは?
いかがでしたか?
先ほど読んだ「飛行機」に関する英語でもてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- aircraft
- lavatory
- flight attendant
- 「aisle seat」、「window seat」
- May I recline my seat?
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