高校生、受験生、社会人の方も英単語を覚えようと思って、様々な単語帳がある中、有名な英単語帳の一つである「Duo3.0」を手に取った方もいらっしゃるでしょう。
しかし、有名だからすぐに手に取るのではなく、シッカリと内容を確認する癖を付けましょう!
目次
「DUO3.0」英単語の語彙の各レベル、対応範囲
※このページには広告が含まれています。
DUO3.0の英単語で対応できるレベルは、
- 大学入試(偏差値)58~65程度
- 英検準1級
- TOEIC600点~780点
- TOEFL60点~90点(iBT方式によるスコア)
です。
「DUO3.0」で総単語数9000語レベルに達する
※引用元:書籍『DUO3.0』(鈴木陽一著、発行所:株式会社アイシーピー)
DUO3.0は、見出し英文の中に現代の重要英単語1572と熟語997語の計2569単語が重複なしでたった560本の基本例文に凝縮されているのが、他の英単語帳との大きな違いです。
しかも、この560英文で標準レベルの単語集1冊分の単語と熟語集1冊分の熟語が完全にマスターできると記載されています。
この見出し英文自体も、米国の大学教授3名を含む15名のネイティブの方によって、「暗記する価値のある英文」として作りこまれているほどです。
さらに、その派生語や関連語が2214語(単語1515語+熟語699語)、同意語・反意語が3083語(単語1938語+熟語1145語)を合わせると総掲載数は7866語(単語5025語+熟語1145語)にもなります。
ちなみに、DUO3.0に掲載されている英単語のレベルは中学英語を超える範囲。単語自体も、時代の変化に左右されない本当の重要語として選定されています。
このことから、中学レベルの英単語を終えている人にとっては、DUO3.0の英単語を覚えることで、中学基本語1000~1500語を加えると、単語数9000語レベルの語彙力を身に着けることができることになります。
「DUO3.0」で英単語を覚えるメリットとデメリット
DUO3.0で英単語を覚えるメリット
(1)最小の英文数で最大数の単語数を覚えられる
DUO3.0は、現代英語の重要単語1572語と熟語997語を重複なしで、暗記する価値のある英文としてたった560英文に凝縮されています。
たった560英文で単語・熟語数2569語入っているので、非常に最小の量で最大の単語数を覚えられるというのがメリットです。
(2)復習用CD版ならたった60分で英文560本、単語数2569語を耳から学べる
しかも、DUO3.0のCD版(DUO3.0復習用※別売)ではなんと英文560本がたった60分で聞けるようになっていますので、60分で単語数2569語も聞けて、同時にリスニング力の強化も行えます。
(3)派生語や関連語も同時に覚えられる
また、DUOでは一つ一つの単語の重要な意味を複数覚えられるだけでなく、同じページに派生語や関連語、同意語・反意語まで掲載されているので関連のある単語も一緒に覚えられます。
例えば、見出し英文の単語(見出し語)が「including(~を含めて)」の場合、派生語・関連語「include(~を含む)」「inclusive(すべて含んだ)、同意語:comprehensive」「inclusion(含めること)、反意語: exclusive(除外すること)」まで記載されています。
あとは、少ない量で最大の単語数を進める中で、一つ一つの単語をどれだけ短い時間で記憶に落とし込めるか、いかに効率的に暗記できるかどうかが鍵です。
DUO3.0で英単語を覚えるデメリット
上記のメリットからもDUO3.0が多くの受験生たちにも社会人にも活用されているのですが、デメリットも存在します。
(1)英語が苦手な人や初心者には難しい
DUOの英文は560本からなる基本英文に重要単語と熟語が凝縮されています。
そのため、これらの英文の中にはこれから覚えようとする単語が3~7語程度含まれているので英語初心者には苦痛を感じる人も出てきます。
(2)覚えるのに時間がかかる(場合がある)
一見、最小の量で効率よく覚えられそうですが、コンパクトな分、一つの英文に覚える単語の負荷がかかります。
よって、知らない単語ばかりの英文を読んでもピン来なくて、例文の解読や意味理解に時間を取られてしまい、逆になかなか進まないケースがあります。
特に、英語初心者やこのような形式での単語暗記が苦手な人は、シンプルな単語で構成された例文で覚えるほうが進めやすいです。
まとめ
以上から、DUO3.0はある程度の英語の基礎力が身についている人向けの単語帳となります。これらのメリット・デメリットを知った上で、ご自身に最適な形式を選んで、効率よく単語を長期記憶に落とし込んでいっていただければと思います。
また、DUO3.0など英単語を効率的に覚える方法に関しては、私が単語数2万5000語を覚えた方法など、『TOEIC満点者が教える!英単語の覚え方マスター法』でその覚え方のコツを紹介していますのでそちらをご覧ください。