「メガネ(眼鏡)」の英語を正しく表現できますか?
詳しくは後ほど紹介しますが、次のような英語をよく使います。
どちらともに基本的に「度が入っているメガネ」の表現です。
- glasses(グラッシーズ):ネイティブもよく使うメガネの英語です。必ず複数形にします。
- spectacles(スペクタクルズ):イギリスでもよく使われる表現で、これも複数形です。
この他にも「eyewear(アイウェア)」や「eye glasses」という表現もありますが、違いは何なのでしょうか?
また、「メガネをかける・つける(メガネを外す・とる)」、「メガネが似合いますね」や「視力検査」、「伊達メガネ」、「目がいい(悪い)」などは切っても切り離せない関連英語ですね。
レーシックやコンタクトレンズをするかたも多いかもしれませんが、メガネ派も少なくはありません。
目次
「メガネ(眼鏡)」は英語でなんて言う?
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「(度が入っている)メガネ」の英語は「glasses」だけではありませんし、実はそれは正しい英語ではないということを知っていましたか?
それぞれの表現を見ていきましょう。
「メガネ(眼鏡)」の英語|glasses
アメリカ英語でもイギリス英語でもネイティブが一番使う「メガネ」の英語が「glasses」です。
「glasses」の読み方(カタカナ)・発音
「glasses」の発音と発音記号は下記となります。
「メガネ(眼鏡)」の英語は複数形?
必ず「glass」の複数形にします。
下記のような例文でよく使われます。
- メガネをつける(かける):I put on glasses. ※「I put on my glasses.」でも同様で、少しフォーマルですが「I wear glasses.」も「メガネをかける」という意味になります。
- メガネを外す:I take off glasses. ※「I take off my glasses.」でも同じで、「I remove glasses.」という少しフォーマルな言い方もあります。
この「glasses」ですが、実は文法的には正しい表現ではありません。
「glasses」のままだと、「glass(グラス)」の複数形としても捉えることができるからです。
それと区別するために、「a pair of glasses」とするのが正しい英語です。
メガネは片方では使えませんし、2つ揃って「メガネ」ですので、「pair(ペア)」を使います。1つの場合は冠詞の「a」を忘れないようにしましょう。これは、「a pair of shoes(靴)」でも同様になります。
よって、メガネを数える時は、「two pairs of glasses」、「three pairs of glasses」となります。
しかし、通常の英会話の中では、文脈でそれが複数のグラスなのか、メガネなのかが分かるので、単純に「glasses」という表現をします。
「メガネ(眼鏡)」の英語|spectacles
文語やフォーマル、またイギリスでもよく使われるのが「spectacles」です。
「spectacles」の読み方(カタカナ)・発音
「spectacles」の発音と発音記号は下記となります。
「spectacles」は必ず複数形?
これも「glasses」と同様で必ず複数形で使いますが、他の意味もあります。
「素晴らしい景色」、「ショー」などです。
それと区別するためにも、「a pair of spectacles」という表現が文法的には正しくなりますが、会話的には「I put on my spectacles.(メガネをつけます)」などとカジュアルに表現します。
下記が例文です。
- メガネが似合いますね:You look good on spectacles. ※「You look good on glasses.」も同様ですね。
- メガネが曇る:Spectacles get foggy. ※「foggy(ファギー)」は「霧がかった」という形容詞でよく使います。または、「fog up」という動詞を使って、「Spectacles are fogging up.」とう表現もできます。もちろん、これも「Glasses get foggy.」や「I get foggy glasses.」などでも同様です。
など、参考にしてみて下さい。
その他の「メガネ」の英語表現
冒頭でもお伝えしましたが、下記にような表現もありますが、何か違いがあるのでしょうか?
- eye glasses:これはそのまま「メガネ」を表現できます。「glasses(グラスの複数形)」と明確に区別したい場合に使える表現です。
- eyewear(アイウェア):サングラスなど全ての眼鏡類を指す単語でもありますが、「保護メガネ」を表現する時によく使います。目がよく見えるようにする度入りのメガネというより、草刈りをする時などに目を保護する目的のメガネなどがそれに該当します。
因みに、下記の写真のように、持つタイプのメガネ(柄付きのオペラグラス)は「lorgnette」(ローニェット)と言います。
会話に役立つ「メガネ(眼鏡)」に関係の深い関連英語とは?
「目が悪い」や「眼医者」などは「メガネ」をはめている人には必要不可欠な表現になります。
そのような英語を厳選しましたので、是非参考にしてみて下さい。
- 「伊達メガネ」:glasses for show(ショーのためのメガネ) ※fake glasses(嘘のメガネ)という表現もあります。
- 「サングラス」:sunglasses ※必ず複数形にします。
- 「スポーツメガネ」:safety goggles ※「保護メガネ(eyewear)」でもOKです。「glasses for sports」の言い方もいいですね。
- 「メガネ入れ」:glasses case ※「eyeglasses case」も同様です。
- 「メガネの縁(ふち)」:glasses frames ※また「rim(縁)」などとも言います。
- 「縁なしメガネ」:rimless glasses ※「rim」がない(less)メガネという表現になります。
- 「コンタクトレンズ」:contact lenses ※片方の場合は、「a contact lens」と単数になります。
- 「近眼(近視)」:near-sighted ※「short-sighted」でも同様です。「He is near-sighted(彼は近視です)」などと表現します。
- 「遠視」:far-sighted ※「long-sighted」でも同じ意味です。
- 「乱視」:astigmatic
- 「老眼」:far-sighted ※「老眼」というのは、「遠視」や「近視(near-sighted)」で、そのままの表現を使うのが一般的です。
- 「視力」:eyesight ※「vision」でも同様です。
- 「視力検査」:visual acuity test ※「eyesight test」などの表現もあります。
- 「目がいい」:I have 20/20(vision) ※これは「1.0」となり、この数値が目がいい基準となります。呼び方は「twenty-twenty」です。分母が40で、20/40だと、「0.5」です。「2.0」は、20/40となります。また、「I have a good vision.」などでもOKです。「good eye」は「目の状態が良い」となりますので、注意が必要です。視力は「eyesight」か「vision」と覚えておきましょう。
- 「目が悪い」:I have a bad vision(eyesight). ※「目がいい」という時と同様に、絶対に「eye」という単語は使わないようにしましょう。
- 「度が強い」:strong glasses(lenses) ※逆の「度が弱い」は「weak glasses」となります。「度が合わない」は「Lens strength is too strong.」や「too weak」なので表現できます。
- 「レーシック」:LASIK ※「laser in situ keratomileusis」が正式名称で、レーザー角膜屈折矯正手術の1つです。
- 「眼鏡屋」:optician’s shop ※「optical store」でもOKです。「optical」は「目の~」となり、「目」や「光」に関連する単語の1つです。
- 「眼科」:department of ophthalmology ※これは病院の眼科を指していますが、「目」専門の病院は、「ophthalmic hospital(clinic)」となります。
- 「眼医者」:eye specialist ※「eye doctor」、「opthalmologist」や「oculist」でも同様です。日常会話的には「eye doctor」で全然十分です。
まとめ:「メガネ(眼鏡)」の英語1つから英会話が広がる!
「何故、メガネをしているの?」や「近眼だからメガネをしています」など、「メガネ」の話題1つで外国人との会話もドンドン進んでいきます。
自分が知りたい英単語だけ調べるのではなく、そこから広がる会話をイメージすることで「これも調べてみよう!」などの意欲が湧くことで、英語の吸収力もUPしていきます。
ここでご紹介した関連英語も是非活用してみて下さい。それだけで、「メガネ」の話題で怖がることはありません!
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