英語で2つの文をつなげる時に使うのが、関係代名詞というものです。
しかし、「who」があったり、「which」があったりして
「いつ使うのか?」
「どのように使うのか?」
など、スッキリしないいことがありますよね。
whoもwhichもどちらともに、質問などでよく使う英語の疑問詞として使われることもあるのですが、ここではそれとは別の「関係代名詞」という品詞での説明になります。
それと、人工知能(AI)チャットのChat GPTやGeminiを使った英語の関係代名詞(which)の使い方や勉強方法も紹介していますので、参考にしてみて下さい。
目次
関係代名詞の「which」の使い方
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2つの文をつなぐ関係代名詞のwhichは3つの用法があります。
使い方その1.主語をつなぐ関係代名詞の「which」
先にある文での「もの(人以外)」と、次の文の主語(〜は)が一致した場合に、whichを使って2つの文章をつなげます。
下記の2つの例文で見てみましょう。
- 「最初の文」 → I got the ticket.(私はそのチケットを手にしました)
- 「次の文」 → It was sold yesterday.(昨日、それは売られていました)
ここで、最初の文の「the ticket」と次の文の「It」が一致(同じもの)だとしましょう。
「who」を使って、2つの文をつなげる手順は下記となります。
- 「次の文」のItを関係代名詞の「which」に置き換えます - which was sold yesterday
- 「1の文」を「最初の文」につなげて完成です → I got the ticket which was sold yesterday.(私は、昨日売られていたそのチケットを手にしました)
よって、the ticketとitがのところが、the boyやheのように「人」の場合は、関係代名詞の「who」を使います。
使い方その2.目的語をつなぐ関係代名詞の「which」
先にある文での「もの(人以外)」と、次の文の目的語(〜へ、〜を)が一致した場合に、whichを使って2つの文章をつなげます。
下記に2つの例文があります。
- 「最初の文」 → Those are books.(それらは本です)
- 「次の文」 → I bought them.(私はそれらを買いました)
最初の文の「books」と次の文の「them」が一致(同じもの)だとしましょう。
下記が「which」を使った手順となります。
- 「次の文」のthemをwhichとします - I bought which
- 「1の文」の並びを入れ替えます - which I bought
- 「2の文」を「最初の文」のbooksの後ろにつなげて完成です → Those are books which I bought.(それらは私が買った本です)
よって、booksやthemのところが、人の場合は関係代名詞の「whom」となります。
また、この場合(目的語をつなぐ関係代名詞)のwhichは省略することもできる点が他のwhichとは異なります。
上記の文も、「Those are books I bought.」でもOKです。真ん中のwhichが省略されていますね。
使い方その3.所有をつなぐ関係代名詞の「which」
先にある文での「もの(人以外)」と、次の文の所有格(〜の)が一致した場合に、人の時と同様の「whose」か「of which」のいずれかを使って2つの文章をつなげます。
「Whose」を使う場合
Whoseは「人」と「もの(人以外)」の場合の両方に使います。
下記に2つの例文があります。
- 「最初の文」 → I saw Becky.(私はベッキーを見ました)
- 「次の文」 → Her father is a teacher.(彼女のお父さんは先生です)
最初の文の「Chris」と次の文の「Her」が一致(同じ人)だとしましょう。
下記が「whose」を使って、つなげる手順となります。
- 「次の文」のHerをwhoseに置き換えます - whose father is a teacher
- 「1の文」を「最初の文」につなげれば完成です → I saw Becky whose father is a teacher.(私はベッキーを見ましたが、彼女のお父さんは先生です)
「Of which」を使う場合
「Of which」はwhoseと同じ役割ですが、多少複雑になります。
下記に2つの例文があります。
- 「最初の文」 → It is the cell phone.(それは携帯電話です)
- 「次の文」 → Its color is blue.(その色は青色です)
最初の文の「the cell phone」と次の文の「Its」が一致(同じもの)だとしましょう。
このような場合の手順は下記となります。今までの例文よりちょっと難しくなります。
「Of whichを使った手順」
- 「次の文」のItsをof whichに置き換えます - Of which color is blue
- 「1の文」の並び順を入れ替え、theを付ます - the color of which is blue
- 「2の文」を「最初の文」のthe cell phoneの後ろにつなげて完成です → It is the cell phone the color of which is blue.(それは、色が青色の携帯電話です)
※通常、「the」を名詞の前に付けます。この場合は、「Its color」が「the color」となります。
関係代名詞の「Which」のトレーニング問題
下記のご紹介しているトレーニングをスキマ時間に試すことで、関係代名詞の「which」の使い方をマスター出来ます。
次の例題にある、それぞれの2つの文をつなげてみましょう。
- 「I have to study English(私は英語を勉強しなくてはならない)」と「The language is very important(その言語はとても重要です)」
- 「I never read the book(私はその本は読みません)」と「My friend gave it to me(私の友達がその本を私にくれました)」
- 「I like to join the team(私はそのチームに所属したいです)」と「Its reputation is good(そのチームの評判はいいです)」
下記が解答となります。
- I have to study English which is very improtant ※the languageをwhichに置き換え、つなげて完成
- I never read the book which my friend gave to me ※toを外して、which my friend gave me、または「which」を省略できます。
- I like to join the team the reputation of which is good(または、I like to join the team whose reputation is good)
Chat GPTやGeminiなどのAI(人工知能)チャットサービスを関係代名詞「which」の勉強に使うのもおすすめ!
英語の関係代名詞「which」を勉強してマスターするのに、人工知能(AI)のチャットサービスもおすすめです。
例えば、次のようなプロンプト(命令文)を入力するだけで、先ほどのような関係代名詞「which」のトレーニング問題をすぐに出してくれます。
- 「関係代名詞、特にwhichが不得意です。選択問題とその回答の説明や和訳を10個下さい。」
- 「関係代名詞のwhichとwhomの違いがいまいち分かりません。詳しく解説をお願いします。」
- 「関係代名詞のof whichにどうも慣れません。5つぐらいトレーニング問題を下さい。その解説も。」
など。
まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。
この人工知能(AI)のチャットサービスにより、このようなトレーニングが容易に可能になっています。この機会に試して下さい。
また、AIチャットサービスで有名なのが2つあります。
一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、トレーニングは無料版で十分です。
また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。
Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。
まとめ:関係代名詞の「Which」は「人以外」と覚えるだけ(whoやwhomとの違い)
Whoやwhomと違い、whichはもの(人以外)の時に使う便利な関係代名詞です。
ただし、注意点として「〜の」(所有)の場合は、whose(またはof which)を使うということ。ご自身でもテキストなどにある2つの関係性のある文章をつなげるトレーニングはどの英文でも可能です。
基礎を理解して、あとは慣れるだけ!
超簡単!関係代名詞 who whose whomの使い方の記事の中で各用法については詳しく説明していますので、「which」と一緒に基礎固めをしたい方へはお勧めです。ご参考まで。
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