「結局」に訳せる英語表現をいくつ言えますか?
日本語の「結局」は意味の幅が広く、英語にすると実はいくつもの違う表現になります。
最後には、どれくらい「結局」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、チャレンジしてみましょう!
目次
- 1 「結局」に訳せる英語一覧
- 1.1 英語の「finally」で「結局」を表現
- 1.2 結局の英語「finally」を使った例文
- 1.3 英語の「at last」で「結局」を表現
- 1.4 結局の英語「at last」を使った例文
- 1.5 英語の「in the end」で「結局」を表現
- 1.6 結局の英語「in the end」を使った例文
- 1.7 英語の「after all」で「結局」を表現
- 1.8 結局の英語「after all」を使った例文
- 1.9 英語の「in conclusion」で「結局」を表現
- 1.10 結局の英語「in conclusion」を使った例文
- 1.11 英語の「ultimately」で「結局」を表現
- 1.12 英語の「eventually」で「結局」を表現
- 2 「結局~になった」は英語で?
- 3 「結局どうなったの?」や「結局どうするの?」は英語で?
- 4 まとめクイズ:「結局」の英語はニュアンスを掴むことが基本!
「結局」に訳せる英語一覧
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日本語の「結局」は様々な意味が含まれる表現です。
例えば以下のような使い方があります。
- 「最終的に~という結果になった」
- 「つまりいいたいことは~だ」
- 「結論は~だ」
- 「とうとう~できなかった」や「とうとう~した」
「結局」はひと言でこのように多くのニュアンスを含んだ便利な表現ですが、英語で使う場合ニュアンスごとに単語を使い分ける必要があります。
それぞれの「結局」の意味でよく使う英語とニュアンスや使い方を確認しましょう。
英語の「finally」で「結局」を表現
「finally」(ファイナリー)は「最後の」という意味の「final」の副詞形で、「ついに」や「最終的に」という意味の「結局」です。
結果が出るまでに長い時間かかったり、長く待ったりした後についに結果が出て「結局こうなった」という場合に使う表現です。
「finally」は結果がポジティブ、ネガティブどちらの状況でも使える表現です。
自分にとって好ましくない結果で、「結局~できなかった」という場合でも使えます。
置く位置は、文頭か動詞の前が一般的です。
結局の英語「finally」を使った例文
【例文】
- 日本語:ついにできた!
- 英語:I finally did it!
英語の「at last」で「結局」を表現
「at last」(アット・ラスト)は「ついに」や「とうとう」という意味の「結局」です。
「finally」と似ていて、長い時間頑張ったこと、長く辛抱して待ったことなどの結果が出た場合に使う表現です。
ただし、「at last」の場合は、結果がポジティブな場合にしか使いません。
長い間頑張って勉強して試験に合格した場合や、つらい練習に耐えて大会で優勝したなど「大変だったけど、結局は良い結果だった」というニュアンスです。そのため、「at last」を使って「ついに~できなかった」と言う表現は言えません。
文の頭か最後に置きますが、この表現の場合「ついに」の意味を強調する文になることが多いので文頭に置く場合が多いです。
結局の英語「at last」を使った例文
【例文】
- 日本語:とうとう試験に合格した。
- 英語:At last, I passed the exam.
英語の「in the end」で「結局」を表現
「in the end」(イン・ジ・エンド)は「最終的に」、「最後には」という意味の「結局」です。
「とどのつまり」という意味でも使うことがあります。
「色々話しあった結果合意に達した」、「結局別れることになった」など「最終的にはこうなった」と最後の結論を伝えたい場合に使う表現です。
特にネガティブ、ポジティブは関係なく使えます。
「in the end」は文の始めと最後どちらでも使えますが、始めに置くことが多いです。
結局の英語「in the end」を使った例文
【例文】
- 日本語:最終的に私たちは結論に到達しました。
- 英語:We reached the conclusion in the end. ※「conclusion(コンクルージョン)」は「結論」です。
英語の「after all」で「結局」を表現
「after all」(アフター・オール)は基本的には予想や期待とは逆の結果になった場合の「結局」に使う表現です。
例えば、「試験に落ちると思って半ばあきらめていたけれど結局は合格だった」という場合に使えます。
結果は、ポジティブ、ネガティブどちらでも使います。
「after all」は、もうひとつ使い方があり、言わなくても結果が明白なことについて「なんだかんだいって結局は~だ」という意味でも使えます。
この使い方の場合、文頭に置くことが多いです。
結局の英語「after all」を使った例文
下記の英文の違いのニュアンスを掴みましょう。日本語では「結局、試験に受かりました」です。
【例文】
- 例文1:I finally passed the exam. ※「長い間勉強をして、やっと試験に受かった」というニュアンスです。
- 例文2:I passed the exam after all. ※「試験には落ちるとおもっていたけど結局は受かった」という感じになります。
違う「結局」の英語によってニュアンスが違ってきますね。
英語の「in conclusion」で「結局」を表現
「conclusion(コンクルージョン)」は「終わり」「結論」という意味で、「in conclusion」は「結論として」、「要するに」、「結局は」などの意味で使います。
スピーチや論文などで「結論として言いたいことは~」など締めの言葉としてよく使う表現です。
基本的には文頭に置きます。
結局の英語「in conclusion」を使った例文
【例文】
- 日本語:結論として、私が言いたいのは、~です。
- 英語:In coclusion, what I would like to say is ~.
英語の「ultimately」で「結局」を表現
「ultimately」(アルティメットリー)は「究極の」や「最終の」という意味がある「ultimate(アルティメット)」の副詞形です。
「つきつめていくと」という意味から結論を伝える時に使う表現で、「最後に」、「究極的には」などの意味があります。
いくつもの出来事や事柄が連続した先にたどり着いた結果に対して使う表現です。
文頭か動詞の前に置くのが一般的です。多少誇張したり、またフォーマル的に使う場合が多いです。
英語の「eventually」で「結局」を表現
「eventually」(イヴェンチュアリー)は「最後の」や「結局の」という意味の「eventual」の副詞形で、「ついに」、「やがては」という意味です。
徐々に物事が進んで結果が出た時、色々な遅れが出ながらも出る結果の場合に使います。
例えば「時間はかかるけど結局はいつか終わらせるだろう」という時や、「噂は時間が経てば結局は消えてなくなる」という場合には、この「eventually」を使います。
「eventually」は否定形では使えません。
英語のフレーズで「結局」を表現!
今までご説明した基本の表現以外にも「結局」の意味で使える表現が色々あります。
単語でなく、慣用句としてひと塊で覚えてみましょう!
- 「in the long run」:直訳すると「長期的には」で、長い目で見れば「結局」という意味です。
- 「to make a long story short」:直訳すると「長い話しを短くすると」です。日本語の「早い話しは~だ」に近い表現です。
- 「to sum it up」:「sum(サム)」はもともと「合計する」という意味で、ここでは「要約する」という意味で使っています。「要するに」「話しをまとめると」という意味です。
「結局~になった」は英語で?
「結局~なった」を「finally」などの副詞以外で、英熟語で表現できるのがあります。
今すぐ使えるものばかりですので、活用してみましょう。
英語の「end up」で「結局~になった」を表現
「結局~になった」の英訳でよく使うのが「end up」(エンド・アップ)です。
「end up」の表現で多く使うのが「end up +動詞の現在進行形(~ing)」の形で、「結局~することになる」という意味です。
【例文】
- 例文1.He ended up quitting his job. 日本語:結局、彼は仕事を辞めるはめになった。
- 例文2.She ended up oversleeping this morning. 日本語:結局、彼女は今朝寝坊した。
「end up」の後には動詞以外の単語も入れることができます。
例えば、「He ended up in India.」は、「結局(最終的に)、彼はインドにたどりついた。」という意味です。
前置詞「in」の後に場所を入れると「結局~にたどり着いた」や「結局~に来ることになった(行くことになった)」という意味になります。
もちろん、「end up」は疑問文でも使うことができます。
「結局~することになったの?」、「結局~するはめになったの?」と聞く時には「did you ~?」の疑問文を使います。
【例文】
- 英語:Did you end up buying new wallet?
- 日本語:新しいお財布を買うことになったの?
「なぜ結局~することになったの?」と理由を聞く場合は「why」から始まる疑問文です。
【例文】
- 英語:Why did you end up coming to Japan?
- 日本語:なぜあなたは日本に来ることになったの?
また、「end up」とほぼ同じ意味で「wind up」(ワインド・アップ)という表現もあります。
「wind」は不規則変化の動詞で、過去形は「wound」(ウンド)なので要注意です。
英語の「turn out」で「結局~になった」を表現
「turn out」(ターン・アウト)も「結局~になった」や「結局~することになった」という意味でよく使う表現です。
【例文】
- 英語:It turned out OK.
- 日本語:結局、よかったよ。
カジュアルな表現でよく使われます。
「turn out」は「蓋をあける」、「ひっくり返す」などの意味があり、「結果がでてみると結局」や「蓋を開けてみると結局」と言うようなニュアンスです。
「結局どうなったの?」や「結局どうするの?」は英語で?
「結局どうなったの?」は英語でなんて言う?
「結局、結果はどうなったの?」や「あの後どうなったの?」などと聞くフレーズはいくつかあります。
- How did it end up?
- How did it turn out?
- How did it go?
「結局どうするの?」の英語
「結局どうするの?」でよく使うのは、「So, what ~?」のフレーズです。
- So, what’s the plan?:幅広く使える表現です。「plan」は「計画」という意味なので、「どうするのか?」や「どうしたいのか?」を聞くフレーズです。
- So, what do we do now?:今に限定して「どうするの?」と聞く場合です。
- So, what time?:待ち合わせの時間について、「結局何時なの?」と言う場合に使います。
- So, where do we go?:疑問詞は「what」以外を使ってもOKで、「結局、どこへ行くの?」という意味です。
まとめクイズ:「結局」の英語はニュアンスを掴むことが基本!
「結局」の英語は基本表現だけでもたくさんあるので、全て覚えなくてもOKです。
しかし、「結局」のような表現は、日常会話で知らないとどうしても困るという表現ではありませんが、コミュニケーションをスムーズにするには大切な表現です。
慣れてきて使える数が増えて、「結局」を使い分けられるようになると、英会話力や英語のコミュニケーション力がグンとアップしますよ。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- ポジティブな場合にしか使えない「結局」の英語は?
- 逆の結果になった場合の「結局」の英語は?
- 「噂は時間が経てば結局は消えてなくなる」という場合に使う「結局」の英語は?
- 「sum」を使って「要するに」の英語を作ってみよう!
- 「turn」を使って「結局どうなったの?」の英語を作ってみよう!
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「結局」に関する英語でもてこずりますよね。答えを確認してしっかりマスターしましょう!
【解答】
- at last
- after all
- eventually
- To sum it up
- How did it turn out?
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