「反省しています」を英語で言えますか?
学校や仕事で失敗して反省していることを相手に伝える時に、その英語フレーズがすぐに思い浮かびますか?
無言はNGです。これは万国共通ですね。自分の意思を伝えるにも大切な英語表現です。また、第三者に「反省しなさい!」や「反省しているの?」と言うこともあるかもしれません。
「反省」は英語でなんて言う?
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「反省する」は英単語1つで表現すると「reflect」です。
名詞形の「反省」は「reflection(リフレクション)」です。
反省するの英語|「reflect」の読み方(カタカナ)・発音
「reflect」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
「reflect」は「r」と「l」の音が両方含まれているので、それぞれしっかり意識して発音しましょう。「r」は舌を口の内側のどこにもつけずに発音します。「l」は舌先を前歯の付け根に当てて発音します。
「r」と「l」の発音は【RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング】で動画付きで詳しく解説しています。
反省するの英語|「reflect」の例文
【例文】
- 英語:I reflected on the project.
- 日本語:私はそのプロジェクトについて反省しました。 ※「振り返る」というニュアンスです。
注意!「reflect」は日本語の反省のニュアンスはない?
「reflect」の元々の意味は物体が「(光や熱などを)反射する」という意味です。
そこから、過去の出来事を振り返るという意味でも使うことができます。
ただし、日本語の「反省」の場合は、「こうすべきだった」など後悔していることを反省して、謝ったり改善方法を模索したりネガティブなイメージがありますが、「reflect」はそのようなニュアンスは含まれていません。
ネガティブでもポジティブでもなく、単純に過去を「振り返る」という意味です。
次に、「後悔」が入っている場合などの「反省している」という英語のフレーズを見てみましょう!
意味によって使い分ける!「反省してます」の英語
日本語の「反省している」は、様々な意味があるのでその意味によってフレーズを使い分けましょう。
主に使う3つの意味について、解説します。
「誰かに謝る場合」の「反省しています」の英語
何か失敗してしまって、誰かに迷惑をかけてしまって「ごめんなさい、反省しています」と謝る場合は、単純に「I’m sorry ~.」の文を使えば、反省の気持ちが伝わります。
「reflect」は「振り返る」という意味がつよく、「申し訳なく思う」や「ごめんなさい」の意味は含まれていないので、日本語の「反省しています」のニュアンスは伝わりません。
【例文】
- 英語:I’m sorry about yesterday.
- 日本語:昨日の件は反省しています、ごめんなさい。
シンプルすぎると思うかもいしれませんが、英語では「反省しています」というよりストレートに「ごめんなさい」ということが多いです。
「こうすれば良かったと反省する場合」の「反省しています」の英語
失敗してしまったことに対して、「もっとこうすれば良かった」と反省する場合は英語で「could have +動詞【過去完了形】~」が使えます。
【例文】
- 英語:I could have done it better.
- 日本語:もっとうまくやれたのに。
「could」の代わりに「should」を使ってもOKです。
【例文】
- 英語:I should have slept earlier. ※「slept(スレプト)」は「sleep(スリープ)の過去完了形です。
- 日本語:もっと早くに寝ればよかった(寝るべきだった)。
「後悔しているという場合」の「反省しています」の英語
してしまったことを「後悔している」と伝えたい場合は「regret(リグレット)」が使えます。
【例文】
- 英語:I regret what I said. ※「said(セッド)」は「say(セイ・言う)」の過去形です。
- 日本語:私は言ってしまったことを後悔しています。
その他の使える「反省」の英語フレーズ
会話の中でも良く使うフレーズを2つご紹介します。
「反省しているの?」の英語
これは「反省した?」や「反省しているの?」の両方で使えます。
- 英語:Are you sorry?
- 日本語:反省した?
「反省しなさい」の英語
失敗した人や、悪いことをした人に「反省しなさい」という場合のフレーズを見てみましょう。
- 英語:Think about what you’ve done. ※「you’ve」は「you have」の短縮形です。
- 日本語:してしまったことを反省しなさい。
「think」から始まる命令文で、直訳すると「反省しなさい」ではなく「考えなさい」となります。
反省を促す時の定番のフレーズです。
「反省」の関連英語
「反省」の関連表現を確認しましょう。
- 「反省会」:evaluation meeting ※「evaluation(イヴァリュエーション)」は「評価」という意味です。英語圏では日本の反省会のように、みんなで振り返って欠点を見直す会はあまりありません。
- 「反省点」:point to look back ※「反省点」については、文脈や意味によって様々な表現が使われます。複数の場合は「points」です。「look back」は「振り返る」という熟語です。
- 「反省文」:apology letter, apology essay ※「apology letter」は「反省文」に限らず「謝罪の手紙」全般を指します。欧米では日本のように反省文を罰として書かかせる習慣はあまりありません。「apology(アポロジー)」は「謝罪」の英語です。
- 「反省の弁」:statement of self-review
- 「反省から学ぶ」:learn from lesson
- 「反省の色が見られない」:show no remorse ※「remorse(リモース)」は「悔い」です。
- 「反省日記」:reflective journal ※「journal」は「diary(ダイアリー)」でもOKです。
「反省」の英語は使い分ける!
「反省」という言葉にぴったり当てはまる英語はありません。
そのため、「反省」で伝えたいニュアンスによって英語を使い分ける必要があります。
そもそも、「反省」という考えや行動自体が、日本的で英語圏では反省の文化があまりないところも多いので、「反省文」や「反省会」を英語で言っても相手はイメージしにくい場合もありますので少し注意しましょう!
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