「ハンバーグ」を英語で正しく言えますか?
「ハンバーグ」は和製英語なので、間違いやすい表現のひとつです。
また、日本のハンバーグと欧米のハンバーグは多少違うので、それらの英語にも注意が必要です。
目次
「ハンバーグ」の英語|スペルと読み方
※このページには広告が含まれています。
日本の「ハンバーグ」は英語で「hamburger steak」(ハンバガー・ステイク)です。
一例として、アメリカで食べられている「hamburger steak」は卵やパン粉などのつなぎの素材は無く、ひき肉を塩コショウで味付けして焼いたもので、日本のハンバーグとは少し違います。
「ground beef steak」も「牛ひき肉のステーキ」で「ハンバーガー」という意味になります。ただし、「牛ひき肉」なので、豚肉と合挽きの場合は使えません。
欧米の人たちがよく食べるハンバーグに近い料理は「meatloaf」(ミートローフ)です。
日本のハンバーグに近いですが、オーブンで焼いていることと、大きなかたまりを焼いて切り分けて食べる点が違います。
「ハンバーグ(Hamburg)」は和製英語?
「ハンバーグ」なのに、「hamburg」じゃなくて、なぜ「hamburger steak」なの?と思ったかもしれません。
実は、日本語の「ハンバーグ」は和製英語です。
英語で「Hamburg」は、ドイツの都市「ハンブルグ」のことです。
ハンバーグはもともとドイツのハンブルグで労働者向けの食事として作られていたことが発祥といわれています。
それが、世界に広まり「ハンブルグ」が訛って「ハンバーグ」となったと言われています。
英語では「Hamburg」は「ハンブルグ」の意味になってしまうため、「ハンブルグ」発祥のという意味で「Hamburger」が使われています。
「hamburger」の英語での意味は?
アメリカ英語では「hamburger」は2つの意味があります。
1つは、マクドナルドやモスバーガーで売っている日本語の「ハンバーガー」と同じものです。
もう1つは、「牛ひき肉」です。「牛ひき肉」は英語で「ground beef」と言いますが、「hamburger」も同じ意味で使えます。
「hamburger」の複数形は?
「ハンバーガー」の意味で使う場合は数えられる名詞(可算名詞)で複数形は「hamburgers」です。
例文:I like hamburgers.(私はハンバーガーが好きです)
「ひき肉」の場合は材料なので数えられない名詞(不可算名詞)です。
例文:I like hamburger.(私は牛のひき肉が好きです)
例文:I like a hamburger.(私はハンバーガーが好きです)
因みに、イギリス英語では「hamburger」は「ハンバーガー」の意味だけです。
英会話で役立つ!「ハンバーグ」を使った英語フレーズ
「ハンバーグ定食」は英語でなんて言う?
日本の「ハンバーグ定食」は英語で何と説明したらいいのでしょうか?
カフェなどで出されるプレートの「ハンバーグ定食」だと「hamburger steak plate」が使えます。
【例文】
- 英語:I had a hamburger steak plate for lunch yesterday.
- 日本語:昨日はランチにハンバーグ定食を食べました。
定食屋や食堂などの場合は、「lunch set with a hamburger stake」や「set meal with a hamburger stake」でOKです。
「ハンバーグを焼く」は英語でなんて言う?
「ハンバーグ」などをフライパンで焼く場合の「焼く」は英語で「fry」(フライ)を使います。
日本語で「フライ」は「揚げる」という意味で使いますが、英語では油などをひいて「焼く」が「fry」で、「揚げる」は「deep fry」です。
網や鉄板などで焼く場合は「grill」(グリル)を使います。
「ハンバーグ」の関連英語
「ハンバーグ」の関連表現を確認しましょう。
- 「煮込みハンバーグ」:stewed hamburger steak
- 「和風ハンバーグ」:Japanese style hamburger steak
- 「デミグラスソース」:demi-glace sause
- 「グレービーソース」:gravy sauce ※肉汁を使ったソースです。
- 「とんかつソース」:Tonkatsu sauce ※「とんかつソース」に近いものは英語にないため説明する必要があります。
- 「ウスターソース」:Worcestershire sauce
- 「和風ソース」:Japanese style sauce
まとめ:日本の「ハンバーグ」に似た食の英語も身に付けよう!
「ハンバーグ」は洋食なので、欧米のレストランでは当たり前にあると思っていた方も多いかもしれません。
欧米では、ハンバーグみたいに手間をかけたものより、分厚い肉を焼いたステーキのほうが多く見かけます。
ハンバーグのような食に関する英語は、単に辞書で調べるだけでなく、海外ではどのようなものが食べられているのか、日本のものと同じ物など文化を調べながら学ぶと、実際に現地に行った時に使える英語を身につけることができますね。
コメント