「忘れ物」をしてしまった時や、「忘れ物」を発見した時のフレーズを英語で言えますか?
旅行先のホテルやレストランなどでうっかり「忘れ物」をしてしまうことはよくあることですよね。
でも、実際に「忘れ物」をすると、英語で何と説明したらいいかわからなくて困る人も多いと思います。特に海外旅行や出張先でそのような事態になった時に慌てないことです。
目次
「忘れ物」は英語でなんて言う?
※このページには広告が含まれています。
「忘れ物」という名詞を英語で表現する時は1つの単語では表現できません。
必ず2つ以上の英単語が必要となります。
日常会話で使う「忘れ物」の英語
ネイティブがよく使う表現ですが、「置き忘れた物」という意味の「things left behind」を使う場合が多いです。
「left(レフト)」は「leave(リーブ)」の過去分詞で、「残された」という意味にここではなります。
また「behind(ビハインド)」は「後ろの」という単語で、「left behind」は「取り残されている」というイメージになります。
授業についていけていない時などにも「I am left behind.」という表現を使います。
「things」のところには「物の名前」を入れます。
- bags left behind(バッグの忘れ物)
- umbrellas left behind(傘の忘れ物)
「left behind」の前に色々な名詞を入れて表現できます。
フォーマルな「忘れ物」の英語
「忘れ物」をビジネスシーンなどで表現する時は、英語で「lost property」を使うことが多いです。
「property(プロパティー)」は「財産」「所有物」という意味です。「lost(ロスト)」は「lose(ルーズ)」の過去分詞で「失われた(失くした)」と訳します。
よって、直訳は「失われた所有物」となり、「紛失物」と訳されるケースが多いです。
「忘れ物」に関連する英語フレーズ集(問い合わせなど)
色々な場面で「忘れ物」を使うケースは多々あります。
それぞれのシチュエーションでみてみましょう。
英語で「忘れ物はありませんか?」
相手に「忘れ物はありませんか?」と聞きたい時のフレーズを確認しましょう。
しかし、実際の英語では、「忘れ物はありませんか?」という聞き方はしません。
「全部持った?」や「準備OK?」などの聞き方が一般的です。
よく使うフレーズを2つご紹介します。
- 「Do you have everything?」/全て持ちましたか?
- 「Are you all set to go?」/準備はOKですか? ※「to go」はなくても大丈夫です。「Are you ready?」という表現もありますが同じ意味です。また「I am all set.(準備万端です)」という英語もよく使うので覚えておきましょう。
これらのフレーズは、友達同士で使ってもOKですし、一般的な接客の場面でお客さんに使ってもOKです。
英語で「(忘れ物は)あなたのものですか?」
「忘れ物」を拾ったり、見つけて「あなたのものですか?」と聞く場合は、次のようなフレーズが使えます。
- 英語:Excuse me. You dropped something. Is this yours?
- 日本語:すみません。何か落としましたよ。あなたのですか?
「落とす」は「drop(ドロップ)」で、既に落としてしまっているものなので過去形の「dropped」にします。
ここでは、「something」を使って「何か」としていますが、「ハンカチ」など見てすぐにわかる物の場合、「物の名前」を言ってもOKです。
落とした瞬間を目撃していて、明らかにその人の物の場合は次のフレーズでもOKです。
- 英語:You’ve dropped this. ※「You’ve」は「You have」の省略形です。単純に過去形で「You dropped this.」でもOKです。
- 日本語:これを落としましたよ。
英語で「忘れてしまった(忘れ物をしてしまった」(ホテルなど)
旅行先ではホテルやお店などで「忘れ物」をしてしまうこともありますよね。
「忘れ物」をしてしまった場合に使えるフレーズをご紹介します。
「忘れてしまった」は、シンプルに「forget(フォゲット)」を使って伝えますが、「持ってくるのを忘れる」とするパターンが多いです。
下記がその例文です。
- 英語:I forgot to bring my wallet. ※「bring(ブリング)」は「持ってくる」の英語です。「forget to +動詞」で「~するのを忘れる」となります。また、過去形にする場合は、例文のように「forgot(フォガット)」となります。
- 日本語:財布を(持ってくるのを)忘れてしまいました。
「wallet」を、実際に忘れたものに入れ替えて伝えればOKです。
この他に、「left」(leaveの過去形)を使った表現もあります。
- 英語:I left an umbrella in my room. ※ホテルの部屋など場所が分かっている場合は、「in my room」や「in my office(会社)」などとします。
- 日本語:傘を部屋に置き忘れてしまいました。
英語で「忘れ物を取りにいきます」
ホテルや電車、レストランなどに「忘れ物」をした場合、すぐに取りに行くのか、後日になる時がありますね。
それぞれの英語フレーズを確認してみましょう。
すぐに「忘れ物」を取りに行ける場合の英語
電話などで次のように
- 英語:May I get it? ※これに「go」を付けて「May I go get it now?」とする場合も多いです。「May I~」は、「~してもいいですか?」と許可を求める丁寧なフレーズです。
- 日本語:取りに行ってもいいですか?
後日に「忘れ物」を引き取る場合の英語
その場所を既に離れていている場合は、実際に引き取りに行くのか、送ってもらうのかでフレーズが異なります。
- 「取りに行く場合のフレーズ」 → 「I’ll come back and pick it up on Monday.」/日曜日に取りに帰ります。※「pick up(拾う・引き取るなど)」を使うケースが多いです。
- 「送ってもらう場合のフレーズ」 → 「Would you send it to my home address?」/自宅に送っていただけますか? ※会社などであれば、「my office address」とします。「address」を付けなくても大丈夫です。また、送ってもらう場合には、「着払いでいいですか?」と聞かれることも多いです。着払いは英語で「COD(cash on delivery)」です。発音は、「シー・オー・ディー」でOKです。
「忘れ物」をしたら英語表記の「Lost and Found」を探そう!
「忘れ物」の関連表現で知っておきたいのが「lost and found」です。「ロスト・アンド・ファウンド(続けて、ロステン・ファウンドと発音します)」となります。
「lost(ロスト)」はlose(失くす)の過去分詞で「失くした」となり、「found(ファウンド)」はfind(見つける)の過去分詞で「見つかる」となり、「lost and found」はイメージが付きやすいかと思います。
「無くした物と見つけた物」が集まる場所、つまり「遺失物取扱所」です。
駅などで、忘れ物をした人や忘れ物を見つけた人が届け出る場所です。海外の駅などで忘れ物をしたり、見つけた場合は、先ずは「lost and found」を探しましょう。
まとめ:「忘れ物」はシンプルな英語で伝えよう!
実際に「忘れ物」をしたときに、伝えられるようにシンプルに使える基本表現ばかり集めてご紹介しました。
単語もなるべく簡単なものを使っています。
「忘れ物」に限らず、トラブルが起きた場合は、難しい単語を使わずに知っている単語を使うと相手に伝わりやすいです。
慌てずに、落ち着いてシンプルに伝えるようにしましょう!
コメント