「フクロウ(梟)」の英語を正しく発音できますか?
また、有名な映画のハリーポッターにも出てくるフクロウの「Hedwig(ヘドウィッグ)」ですが、種類とその英語名は何なのでしょうか?
フクロウは夜行性です、などの英文や鳴き声なども知っておくと英語の幅が広がりますね。
それと、英語にはフクロウの単語を使ったことわざや慣用句もいくつか存在します。
「フクロウ」の英語の正しい発音と意味
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フクロウの単語は「owl」と書きます。
「owl」の発音と発音記号は下記となります。
日本人の多くは、ローマ字読みの癖があるので、どうしても「オウル」と発音しがちですが、正しくは「アウル」となります。
この点を注意しないと、相手に「all(オール)」など別の単語として伝わる可能性があります。
複数形は可算名詞(数えられる名詞)なので、「owls」となります。
また、「owl」ですが、「フクロウ」以外でも次のような意味もあります。
その人がどのような人物かを表現する際にも使われます。
- 知恵・賢明のシンボル(利口そうな人) ※ギリシャ神話が由来
- もったいぶっている人
- 夜更かしをする人(夜型の人) ※「He is a night owl.(彼は夜型の人間です
」など。単語の「night(夜)」は、上記のもったいぶる人と区別する上でも必要です。
など。
次のような例文もあります。
- フクロウは夜行性です。:Owls are nocturnal. ※「nocturnal(ナクターナル)」は「夜行性」という単語です。
- 生でフクロウを見たことがありません。:I have never seen a owl live. ※因みに「野生のフクロウ」という場合は、「a wild owl」となります。
などもできますが、「owl」には有名な慣用句もあります。本件は後述します。
因みにフランス語ではオスとメスで言い方が違うようです。
- オス・・・hibou ※「交際嫌いな人」という意味もあるようです
- メス・・・chouette ※形容詞で「素敵!」と使われることも多いようです
これはフランス語の場合ですが、「利口そうな人」などどこにも英語のような比喩的表現はありません。
言語によって捉われれ方が違うのも面白いですね。
「フクロウ」の種類の英語と鳴き声
フクロウとミミズクはよく区別されていますが、何か違いがあるのでしょうか?
実は、下記の写真のように「羽角(うかく)」があるかどうかです。
羽角は頭部の両端に耳のようにある羽のことを言います。
ミミズクはこの羽角があるので、「horned owl」と言われます。
「horned(ホーンド)」は「角がある」という単語です。名詞の「horn(ホーン)」が「角」ですね。
その他の主なフクロウの種類の英語が下記となります。
- シロフクロウblakiston’s fish owl ※日本で最大のフクロウです。
- シマフクロウsnowy owl ※真っ白なフクロウです。
- メンフクロウbarn owl ※顔の部分が白くハート形が特徴です。
- コノハズクscops owl ※小型のフクロウです。
など。
また、日本語ではフクロウの鳴き声は「ホー、ホー」と言いますが、英語では「whoop whoop(フープ・フープ)」や「tu-whit tu-whoo(トゥウィトゥウー)」という言い方が主流です。
因みに「フクロウがホー、ホーと鳴いている」という場合は、「An owl is hooting.」と動詞の「hoot(フート)」を使います。
「hoot」は「叫ぶ・やじる」、または名詞のスラングで「面白いモノ・人など」を表現できます。
また、複数形で「hooters」となるとこれもスラングで「女性の胸」を表現します。知識として覚えておきましょう。
「owl」を使った有名なことわざや慣用句一覧
さて、冒頭でもお伝えしていますが、「owl(フクロウ)」を使った英語表現がいくつかあります。
会話でも実際に使える表現ですので、英語に慣れてきたら使えるとかっこいいですよ。
下記がその中でも有名な「owl」を使ったことわざとなります。
- He came home like a boiled owl(彼は泥酔して帰ってきた) ※「like a boiled owl」が「ぐでんぐでんに酔っぱらう」という慣用句です。
- She is as wise as an owl.(彼女は本当に賢い) ※「as wise as an owl」の直訳は「フクロウのように賢い」となります。
- Don’t fly with the owls.(夜遊びをしない!) ※フクロウと一緒に夜の街へ消えていくイメージですね。
因みに「owlish」という形容詞もありますが、「賢そうな」、「フクロウに似た」という場合に使えます。
まとめ:フクロウの関連英語だけでも英語力は身に付く!
いかがでしたか?
「owl」の単語だけおぼえるのではなく、今回のようにことわざや慣用句、関連した「hoot」などの単語も覚えることでドンドン英語力が付いていきますね。
今回のような例文を参考にして、いつでも会話で使えるように備えておきましょう!