著者 : 藤永 丈司

◆上智大学比較文化学部卒(現:国際教養学部)
◆初受験でTOEIC990(満点)、英検1級、小学校英語指導者資格
◆ニンテンドー3DS TOEIC「超速」プログラム・スペシャルアドバイザー
◆日経HR「英語コミュニケーション in Business」特別講師(2017年8月~)

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著者自身の受験英語への疑問や登校拒否といった苦い体験や、10年以上にわたる海外生活から、外国人の英語習得の早さと相対する日本人の遅さの違いを同時に徹底的に解読・研究を繰り返すことで、日本人へ「英語回路」を植え付ける仕組みを解明。


◆活動 - 芸能人 への個別指導、英会話・ TOEIC講座、企業研修、小学生を中心に 各地でボランティア英語指導など。


藤永の著者・監修した商品

◆著書に「なぜ、留学生の99%は英語ができないのか?」など多数(シリーズ累計10万部以上)

2016年に甚大な被害をもたらした「熊本地震」への復興活動の一環として、『マイスキ英語(代表:藤永丈司)』は、同年7月より、Jリーグ所属のロアッソ熊本のスポンサーカンパニーとして協賛しております。

英語の仮定法|すぐにマスターできる簡単な2つの基本ルール

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英語の仮定法をおさらいしませんか?

時制の中、日本人に一番難しいと言われているのが、英語の仮定法です。

時間的にとらえるのが難しいのになぜか過去で表現するので、わけがわからない!と思ってしまう人も多いかもしれません。

また、高校時代にひたすら仮定法の例文を覚えさせられたという記憶がある人もいるのではないでしょうか。

しかし、仮定法が難しいというのは思い込みです。なんとなく、いっぱい例文を覚えなきゃいけなくて難しいものだというイメージがついているだけなんです。

仮定法はきちんとルールを理解してしまえばそれほど難しいことではありません。意外とシンプルなので、例文をたくさん覚えるより基本のルールを覚えることが大切です。

正直な話、仮定法を使わずに言いたいことを伝えることや最低限のコミュニケーションは可能ですし、仮定法の時制が間違っていても何とか伝えることはできます。

でも、仮定法がわかるとよりネイティブっぽい表現ができて、英語に深みがでてきます。折角、英語を学ぶならキレイで正しい英語を覚えたいですよね。

この機会に、仮定法をしっかりと理解してさらにかっこいい英語を話せるようになりましょう。

目次:

0.英語の仮定法を使うのはどんな時?
1.英語の仮定法の時制
1-1.英語の「仮定法過去」とは?
1-2.英語の「仮定法過去完了」とは?
1-3.英語の「仮定法未来」とは?
1-4.英語の「仮定法現在」とは?
2.基本的な英語の仮定法の文の作り方
2-1.「wish」を使って英語の仮定法の文を作る
2-2.その他に仮定法でよく使う表現
2-3.「If節」を用いた英語の仮定法の文
2-4.仮定法のbe動詞「were」
2-5.「助動詞の過去形+have+動詞の過去分詞」の形の仮定法
2-6.If節を省略する仮定法

0.英語の仮定法を使うのはどんな時?

現実には起こらないだろうなと思っているけれども、そうだったらいいなと思うことってありますよね。そんな時に、仮定法を英語でも使います。

例えば、たまたま、お財布を忘れた時には、「今ここに1000円あったら、ランチが食べに行けるのに」と思うかもしれません。小さな家に住んでいて不自由を感じたら「大きな家に住めたら」と思うこともあるでしょう。

これらの「~だったら」という願望は、現実には起こらないだろうという前提で話しています。

このような、現実には起こらないと思っていることを言う場合に仮定法を使います。

もちろん、起こってほしくないことや、そうであってほしくないことにも使うことができます。どちらにしても重要なのは、「起こらないだろう」と思っていること、起こらない可能性がとても高い非現実的なことに対してこの仮定法が使われるということです。

1.英語の仮定法の時制

英語の仮定法は時制で変化していきます。

「時制の基本ルール」

  • 現在のこと → 過去形
  • 過去のこと → 過去完了形

この時制の変化を使って距離感を表わしています。

「現実には起こりにくい遠い世界のこと」という距離を時制で距離を作ることによって、表わしています。

1-1.英語の「仮定法過去」とは?

現在のことを話す場合に使うのが、この仮定法過去となります。

現在の位置から、「こうだったらいいな」という非現実的な遠い世界の話をします。距離が遠い離れた世界の話だということを、時制をひとつずらして過去にして表現します。

また非現実的なことに加えて、自分以外のだれかのことを話す場合もその人との距離を過去形にして表わします。

これらのことを仮定法過去といいます。

この名前は覚える必要はありませんが、受験などで必要な人のために一応お伝えします。

過去完了の時制の変化例:

  • study(原形)→ studied(過去形)
  • speak(原形)→ spoke(過去形)

このように、動詞が単純に過去形に変化します。

1-2.英語の「仮定法過去完了」とは?

過去のことを話す場合に使うのが、仮定法過去完了です。

そのまま過去にしてしまうと、距離が出ないのでさらにひとつ時制をずらして過去完了にします。

そのことで非現実であり自分の位置、現実という位置から見ると離れた世界の話だということを表わします。

この過去完了を使った仮定法を仮定法過去完了と言います。

過去完了の時制の変化例:

  • study(原形)→ have studied(過去完了形)
  • speak(原形)→ have spoken(過去完了形)

基本はこれだけです。

どうでしょうか?とってもシンプルですよね。

なにも、たくさんの例文を覚えなくても、「時制で距離を作る」と覚えれば仮定法の文は簡単につくることができます。

1-3.英語の「仮定法未来」とは?

未来を表わす仮定法を仮定法未来といいます。起こる可能性が低いことについて、仮定して話す時につかいます。未来を表わすにはいくつかパターンがあります。

「were to」を使うパターン

「were to」を使って未来を仮定法で表すことができます。be toの過去形なのですが、主語に関わらずwere toを使うのが正式な英語です。しかし、現在ではwas toを使う人も多くなっています。

  • 例文:If it were to rain on Sunday, the picnic would be cancelled.
  • 和訳:もし日曜日が雨なら、ピクニックはキャンセルになるだろう。
  • 「should」を使うパターン

    「should」も未来を表わす仮定法で使うことができます。If から始まる文のifがついている節にshould を使います。

  • 例文:If any problem should occur, the project manager will take care of it.
  • 和訳:もし万が一問題が起きたら、プロジェクトの責任者が対応する予定です。
  • 未来においても仮定法は起こりにくいこと、起こると想定されないことを言っているので、「万が一~したら」というようなニュアンスになります。

    1-4.英語の「仮定法現在」とは?

    仮定法過去、仮定法過去完了、仮定法未来をここまで学びましたが、実はもう一つあります。仮定法現在です。

    仮定法現在は、時制を過去にして距離感を表わすほどでもない、比較的現実に近いことや起こるかも知れないと思えるもの仮定法です。

  • 例文:If you meet Tom, can you give this book to him?
  • 和訳:もしトムにあうなら、この本を彼に渡してくれない?
  • この文の場合、トムに全く会う気配がないのに聞いているわけではなく、ある程度会う可能性があるかも?と思って聞いていますね。その場合には過去形にはせず、そのまま現在形で話します。

    2.基本的な英語の仮定法の文の作り方

    ここからは、仮定法過去、仮定法過去完了の基本的な文の作り方についてみてみましょう。

    2-1.「wish」を使って英語の仮定法の文を作る

    仮定法でよくつかわれるのがwishです。wishをつかって「~だったらいいのになぁ」という文を作ってみましょう。

    仮定法過去

    仮定法過去の例文は下記となります。

    • I wish I had a big house. 大きな家を持っていたらいいのになぁ。
    • I wish I were rich. お金持ちだったらいいのになぁ。

    wishを使って願望を表わしていています。「だったらいいのになぁ」という願望は今の願望なので過去形で表現します。

    仮定法過去完了

    仮定法過去完了の例文は下記となります。

    • I had headache. I wish I hadn’t drunk so much last night. 頭が痛いよ。昨晩、あんなにたくさん飲まなければよかったよ。

    ※drunkはdrinkの過去完了形

    昨晩飲み過ぎてしまったことを後悔して、その過去の時点でお酒をたくさん飲まなければよかったと言っています。過去の願望なので、hadn’t drunkの過去完了形で表現しています。

    2-2.その他に仮定法でよく使う表現

    wishの他にもいくつか英会話などでも頻繁に使われる表現があります。

    「as if ~」

    「あたかも~のように」という意味になります。

    • My friend acts as if she was my parent. 私の友達は、まるで私の親かのようにふるまう。

    「if only ~」

    「~でさえあったら」という意味の仮定法で使います。

    • If only I had five more minutes. もしもう5分さえあったら。

    「imagine ~」

    「~であったと想像してごらん」という意味の仮定法で使います。

    • Imagine you were a president of the U.S. あなたがアメリカの大統領だった想像してみて

    「suppose ~」

    「~であったと仮定してみようか」という使い方です。

    • Suppose you had much more money, what will you do? もしお金がもっとあったと仮定したら、あなたは何をしますか?

    2-3.「If節」を用いた英語の仮定法の文

    Ifを使って「もし~だとしたら」という仮定法の文を作ります。

    例文その1:

    • 英文:If I were you, I wouldn’t go such a place.
    • 和訳:もし私があなただったら、そんな場所には行かないだろう。
    • 解説:私はあなたではないので、現実ではありません。そのためIf I were youとなり仮定法で過去形を使います。

    例文その2:

    • 英文:If I knew his address, I would send it to him.
    • 和訳:もし私が彼の住所を知っていたなら、それを彼に送るのだけれど。
    • 解説:この場合も、彼の住所を知らないから言っているので、もし知っていたら…とい仮定法を使い動詞が過去になります。

    例文その2:

    • 英文:If you stopped drinking every night, you would save more money.
    • 和訳:もし、あなたが毎晩お酒を飲むのをやめたら、お金をもっと貯められるだろうに。
    • 解説:この場合はお酒を飲むのはやめないだろうけど…という気持ちで言っているため仮定法を使い過去で表わしています。後半は、you willを使ってもいいのですが、確実にお金を貯められるかはわからないので、少し和らげてwouldを使っています。似たような仮定法の文で、この他にもcould(~できただろうに)やmight(~かもしれない)を使うこともできます。

    2-4.仮定法のbe動詞「were」

    Iやhe/she/itなどの単数形be動詞の過去形はwasが基本ですが、仮定法の場合、正式にはwereを使います。

    古い時代の仮定法の言い回しで、be動詞はwereが使われていました。

    しかし、最近ではwasを使う人も多く一般的にはwasが好まれます。ただ、アドバイスをする場合などの「If I were you」はフレーズ的に使われ、そのままwereを使います。

    2-5.「助動詞の過去形+have+動詞の過去分詞」の形の仮定法

    仮定法でよく使うのが、助動詞の過去形+have+動詞の過去分詞です。

    • should have + 動詞の過去分詞(~しておくべきだったのに)
    • would have + 動詞の過去分詞(~していただろうな)
    • might have + 動詞の過去分詞(~していたかもしれないな)
    • could have + 動詞の過去分詞(~できていたのに)

    ※mustは断言的な言い方なので、~かもしれないというあいまいな表現の仮定法ではつかいません。

    2-6.If節を省略する仮定法

    If I were you (もし私があなただったら)や、彼だったら、彼女だったらという「If~」の部分を省略して仮定法を表現することもできます。

    あえて言わなくても、伝わるので省略することが多々あります。

    • 英文:I would have studied harder.
    • 和訳:私だったら、もっと勉強したよ。
    • 解説:If I were you,というif節を省略しています。英会話で良く使われる省略の1つです。

    まとめ:文法的にもとてもシンプルなのが英語の仮定法

    仮定法は難しいと言われがちです。しかし、ここでお伝えしたように仕組みはとてもシンプルです。

    時制をひとつ前にして、距離感を表現する。基本はそれだけです。

    「~しとけばよかった!」「~だったらよかったのに!」など仮定法をコミュニケーションで使えるチャンスは沢山あります。

    英会話や文章を書く時にでも、どんどん気軽に使って、仮定法を自然にマスターしましょう。

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